今回ご紹介するのは
「会社を筋肉質に変える！ローコスト・オペレーション」
高橋修一著
ＰＨＰビジネス新書です☆☆☆
タイトルでおわかりのとおり、本書のテーマは「経費削減」です。
しかし、コピー用紙の裏を使いましょうというような削減の話ではありません。
経費削減の話ではあるのですが、それよりも経営を大局的に見て、企業の体力をつけるということに重きを置いています。
本書に「企業は社長次第」という言葉がありますが、これ全くそのとおりだと思います。
これに続いて「トップは自分がわからない仕事を人に任せるな」ともあります。
細かいところはともかくトップが自社の中にわからないことがあるというのが、そもそもおかしいと思うのでこれも納得。
そして「経営者には反論を喜ぶぐらいの度量が求められる」とあります。
本書の著者の高橋さんは、同族企業の経営を立て直した経験もおありなので、このあたりは特に説得力があります。
経営者よ、裸の王様になるなというところでしょうか。
中小企業は経営者がワンマンであるのが普通であるように考えられている節もありますが、私は個人的にはそれはどうか？と考えています。
本書に「自由な企業風土」という言葉が出てくるのですが、自由好きな私はやっぱりこの言葉に惹かれるのです。
