自由をつくる 自在に生きる | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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今回ご紹介するのは
「自由をつくる 自在に生きる」
森博嗣著
集英社新書です☆☆☆



数年前「人生にとって一番大事なものは自由だ!」と唐突に思いました。

今でもその考えは変わってなくて、私にとってはやはり「自由が一番」なのです。

しかし、こんな話を身近な人に話しても、なんの反応も返ってこないのではないかなと思います。

よその国のことはよく知りませんが、日本は諸外国と比べれば自由度は高いとは思うのです。

なので普段から「自由」がどうのこうのなんて考えてる人が多いとは思えません。

ただ、そんな「自由度」が高そうな日本でも本書にあるような「常識」や「他人の目」といった不自由さはあると思います。

それは一言で言うと「支配」という名で呼べるものです。

以前は「支配」というのは大変わかりやすく表面に表れました。

多分私たちの先輩はその「わかりやすい支配」から脱出するために、様々な努力をしたことでしょう。

そして今現在「わかりやすい支配」はある程度姿を消しました。

しかし、森さんが書かれているように、それは「わかりやすい支配がなくなっただけ」という感覚は大変よくわかります。

私個人は段々、気持ちの上では自由になってきたと感じるのですが、やはりまだどこかで不自由さを実感しているところがあります。

果たしてこれは「何による支配なのか?」自分でもよくわかりません。