邂逅 | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
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今回ご紹介するのは
「邂逅」
堂場瞬一著
中公文庫です☆☆



本書は「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズの第3弾です。

シリーズ第1作の「蝕罪」は読了。

シリーズ第2弾の「相剋」はまだ読んでいません。

実はこの「相剋」、購入したのですが行方不明。
いくら探しても見つかりません。
捨てたかも知れない‥うーん。

さて、第3弾の本書ですが、今回のストーリーは大学の理事長・占部俊光が姿を消したという占部の母・佳奈子の届け出から始まります。

失踪人捜査課の出番というわけです。

ストーリーは巧みに展開していきますが、何か今ひとつ物足りなさを感じます。

これは何故かと考えてみると、キャラクターに味がないように思います。

こういう小説には珍しく女性刑事が3人も登場しますが、3人共に魅力を感じないのです。

失踪人捜査課の刑事・法月の娘で弁護士のはるかにも魅力を感じません。

そしてキャラが立っているのがここに書いた人々だけで、他の刑事たちには全く人間くさいものが感じられないのですが‥

この作品はシリーズものなので、これ以降それぞれの刑事にスポットが当たるのかも知れません。

第4弾を読むか?と聞かれたら微妙ですね。