あらゆる本が面白く読める方法 | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
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今回ご紹介するのは
「あらゆる本が面白く読める方法」
一条真也著
三五館刊です☆☆☆



のぞき見的趣味のような感じで、いろんな人の読書術や読書論を読むのが好きです。

ですが、読書術や読書論に正解があるとは全く思っていないので、要は自分に合うかどうかの相性の問題です。

そういう意味では今回の本書は私にとっては相性のいい本でした。

「わたしは本当に本が好きで好きで、たまらないのです。できれば、一冊の本を愛撫するかのごとく撫でまわしながら、ゆっくり味わいたいと思います」(本書より)
ここまでの愛情はないですが(笑)まず私が共感したのは「本に速攻性はない」というところ。

ただ、これは読書をどう定義しているのか?にもよりますね。調べ物のための読書もありますから。

そして「なんの役にも立たない無駄な本を読んでもいい」とあります。

私も同感です。
と、いうより無駄な本とは何か?という考えに突き当たります。

何か一冊本を読めばそこに様々な感情が生まれます。
それは「さっぱりわからなかった」とか「こんな本読んで損した」とか。

それでもその本を読んだことで、そういう感じ方が芽生えたのなら、それも自分の中に蓄積していくひとつになるのではないかと思います。

本書は著者の一条さんの本への敬愛が読み取れます。