今回ご紹介するのは
「伊藤真の結果をすぐ出す超思考法」
伊藤真著
大和書房刊です☆☆
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私の育った家庭はわりと常識的な考え方をする家庭でした。
私は別に素直な子どもではありませんでしたが、そういう家庭で育ったので、事の善悪や物事の白黒ははっきりしているものだとずっと思っていました。
しかし大人になって社会に出るとそういう価値観はガラガラと音をたてて崩れました。
人間の価値観は様々だし、物事は簡単に白か黒に決められるものでもない。
内容は書けませんが母親が私に刷り込みを与えたことで間違いだったことはいくつもあります。
つまり私はなんにも考えないで生きてきたため、人生でシマッタと思ったことがいくつもあるのです。
そして意外とそういうことを考えない人が多いのも事実ではないでしょうか?
本書にもありますが「黒か白かで割り切れる問題はない」ことや「自分は決して正しい存在ではない」と気づかない人や「人間的に好きになれない人の意見まで間違っている」とみなす人。
人間的に好きになれないからと言ってその人の意見を聞かないというのは、特に問題があると思います。
そういう固定観念で縛られるのは勿体ない。人格と意見は別です。
私が日頃気をつけているのは「絶対」という言葉を安易に使わないことです。
世の出来事に「絶対」なんてことがあるのか確信が持てないと、あるとき考えたからです。