幻魔大戦 Rebirth 10巻
東丈が囚われのステラを見出し、助け出せたのは、彼とクローノが持つ二つの“ベアトリスの釵”が共鳴し、ワームホールが繋がったからであった。
ステラを抱きしめる東丈、本当に良い顔してますね
サイキック戦士が集結し、ほとんど魔人化()したタイガーマン&ダミアンの人類裏切りタッグと闘うことになる。
丈の主導で、囚われの者たちを含めたサイキックの能力をソニーに集中し、数百人規模の瞬間移動 丈が初めて能動的に発揮したリーダーシップですね。
計らずも、東京に集結することとなった、サイキックの地球戦団
サイキックたちの期待を一身に受け、リーダーとしての自覚を強める、丈の前に現れたのは、親友だったジュンであり、“黒い東丈”でもあった彼の正体は……
幻魔の司令官、シグ
そ、そうやったんか~〜〜っ
この登場の仕方、ほんま泣かせる……
8巻登場時でもすでにバレバレだったように、彼の東丈に対する執心度はハンパないようで、『角川幻魔』でも『真幻魔』でもシグの関与はあったのかも知れないですね。
「そのたびにキサマは逃げ出してきた」
……と言うのは、超能力決戦を避けた丈が、いくつかの世界から“消失”したことを指しているのかも。
「ここはそのために私が用意した時空だ」
……の「ここ」とは、Rebirthの地球世界そのもののこと
シグ、そこまでっ
ここで明かされる『コミック幻魔』世界の新たなエピソード。
落下しつつある髑髏の月を、丈がたった一人で壊して見せたと
を~っ
カバー折り返しの、左右半分ずつの髑髏の月は、それを表してたのかっ
地球サイキック戦団を「雑兵」と言い放つシグに向かって、丈は「俺たちは決して滅びない」と、熱き胸の丈(たけ)を語り、それがサイキックたち皆を鼓舞し、絆を深めることになる。
加速するハルマゲドン。
「ソコデ“黒キ竜”ガ目覚メル」……と言う001イワンの予言によって、ロシアに向かう丈たち一行。そこは惨たらしく破壊され、徘徊するソンビーが生者を襲う、死の街だった。
ゾンビーを動かしていた蠅が集まり、丈の前に現れたのは、幻魔ゼムド 髑髏都市に存在した人間を模す幻魔の副司令官ですね。
ゼムドが持ちかけた“商談”を丈は拒否し、激しい戦闘の末、魔族ーー土着化した太古の幻魔たちが棲まう暗黒世界に落とされる。
丈を処刑せんと、迫り寄る魔族を討ち払ったのは、かつて“破滅世界”で出逢った“黒龍”ガモンだった
次回いよいよ最終巻