眺めを楽しみつつ、ゆっくりと坂道を下利。
朝は曇っていた空も、風に流されて、眩しいくらいの青空が見えてきました。
ふと気づくとお昼を食べてなくって、ちょうど行楽弁当が夕方でお安くなってたので、買ってそのまま縁側で食べさせてもらいました 風が起こる度に花吹雪が待って、お弁当にもひらっと落ちて来て。ちゃんと料理人さんが作ったものだと言うことで、すごく美味しかったです
仏像的にも桜的にも十分堪能して、もう帰るつもりだったんですけれど、そういえば、この時期桜本坊のお釈迦さまが公開なんじゃなかったかな って気づいて、足早に行って見たら、ビンゴ しかも受付終了3分前 もってる>わし
桜本坊。
本堂。
慌て気味に受付を済ませて、御朱印を書いてもらってから、まずはご開帳になっている宝聚堂へ。
釈迦如来さまは天武天皇の念持仏だったというだけあって、小ぶりの青銅仏さま。白鵬時代のお生まれで、衣がこの時代特有の衣紋を描いてます。螺髪でなく、静かな愛らしいお顔。
他にも沢山いらしたのですが、忘れてしまいました……
そして本堂へ。
まず、お花祭りの時期で、誕生仏さまが飾られていたので、軽くお参りしてから、御本尊の神変大菩薩(役小角)さま。
小角さん、めっちゃ笑顔
こんな笑顔な小角さんはこちらだけ。
おん年十九の小角さんだということです。
向かって左には、秋葉大権現さま。
天狗さまですね。凛々しく美しい天狗さま
向かって右には、老境のリアルな小角さま。
幾重かの頭巾をかぶって、透徹した静かな瞳をしてらっしゃる小角さんで、こちらも滅多にないお姿。ジェダイの騎士的なフォースを感じます。
最後にもう一度、中央の小角さんに向き合って、いろいろお話しさせてもらいました。
最後に大師堂に移動して、空海さまにお参り。
こちらは、彩色が鮮やかに残る、新しいお姿の空海さまでした。
ご朱印。
限定のお地蔵さまバージョンとかあったらしいんですが、残念ながら売り切れ……。
晴わたる空に、予感があって、足早に再び吉水神社へ。
を〜っ、やっぱり
一目千本、夕日に映えて、めっちゃ輝いてる
午前中に観た時には、曇っていたこともあって、もう一つグッときてなかったんですけれども、最後により美しい形でこの光景を観ることができて、静かに感動しておりました
5時すぎに門が閉まるまで、ほぼ貸し切り状態で、贅沢にこのひと時を味わえました
夕刻の蔵王堂。
駐車場よりの雲。
ころなさんの蔓延もあり、いろいろ迷いながらの参拝ではありましたが、久しぶりに大好きな小角さまをしっかり感じることができて、改めて自分の根元を確認できました。お参りできて良かったです