そしていよいよ韋駄天さま
韋駄天さまは仏殿すぐ後ろの舎利殿におわします。
先日まで行われていた生花展のものと想われるお花が、外に飾ってありました。
「舎利殿」ということですが、こちらには仏舎利、それもお釈迦さまの歯が収められているのだとか。
昇殿し、正面中央お厨子の中に、仏舎利が収められた宝塔。
それを護る形で、右側に韋駄天さま、左手に月蓋長者というお坊さんが屹立してらっしゃいます。
いつもは正面向いてらっしゃるそうなのですが、今回は両脇の扉が開いて、よくお顔を拝せるように、両者横向きになってらして
ををっ、韋駄天さま
像高1mに満たないお姿。
ニヒルな笑みを浮かべた童子顔で、まあるいお姿ですが、今にも飛び出さんとする迫力ありあり✨
かっけ〜😂
ガイドの方に従って天井を見ますと、美麗な飛天が描かれていました
そのちょっと手前、入堂してすぐの辺りの天井には、めちゃ迫力のある巨大な龍図が
飛天と韋駄天図は、この建物が御所から移築された時に、龍図は建てられた時に、描かれたものだそうです。タッチが違くて、別の方の筆になると。
そして舎利塔の裏側に回り込んで、背面に直に描かれた韋駄天図 ここまで一般客が入れるのは初めてなんだとか。
特に仕切りもなく、間近でかぶりつきで鑑賞することができて。
ち、緻密 甲冑の紋様まで細かく描かれてます。
凛々しい韋駄天さま
今までほとんど開いてない場所なので、色彩がはっきり残っていて、美麗そのもの。
ちょっと離れると、パノラマで水辺に佇むお姿を眺めることができてまた良かった。
像から天井画から韋駄天図まで、3クールくらい、かなり時間をかけて堪能させていただきました
こちら泉涌寺は皇室の菩提寺であったということで、今回も「今上陛下在位30年記念」のイベントだったそうです。あと軽く大河の『いだてん』がらみも。
韋駄天さま、なんとなく8マンを想わせるところもあったりで、そっち方面でも色々アイデア頂いてきました😀
韋駄天さま御朱印
楊貴妃観音さま御朱印
御朱印を頂いて、庭園を眺めてから、出ていた露店で「み月」という和菓子を賞味。泉涌寺限定発売なのかな? 美味しかったです。
この日は好天で暖かかったですが、堂内はめちゃ冷えました。
その場にもHPにも、祭神などの記載がないのですが、高台に小さなお社がありまして、すごく心地よかったです。
苔綺麗でした。
そうこうしているうちに午後の法要が始まり、またしばらく仏殿で涅槃図を拝みました。
最後に楊貴妃観音さまにお参り。
めっちゃお綺麗〜💗 お会いするの10年ぶりくらいだったかな✨
参拝を終えて、ふと気になって、泉涌寺境内すぐ横にあります、三宝荒神が祀られた来迎院へ。
こちらも空海さまのゆかりの地で、独鈷杵で湧出させたという井戸などがありました。とても清々しい場所でありました
お参りしていると、バサバサっとカラスさんが舞い降りてきて、しばらくこちらの様子を伺った後、飛んで行かれました。
お寺のお堂と思しき建物とお宮とがありまして、三宝荒神さまや将軍地蔵さまなどのお写真だけ、お堂の方に飾ってありました。
そんなこんなで、この他にも山内寺院たくさんありますし、泉涌寺も丸一日楽しめますね
紅葉の時季は、東福寺から歩いて来るのもお勧めですが、オフシーズンにゆ〜っくりしに来るのも良さそうですね。
韋駄天さま、像も絵の方もめちゃ格好良かったです