4日の月曜日、ひっさびさに見仏に出ることができました。
まだ小雨の残る中、車で奈良方面へ。目指すのは佐保路の古刹、法華寺と海龍王寺。素晴らしい観音さまがおわすことを知りつつ、地元なんでいつでも行けるや…と思って早10年近く…。秘仏で、限られた期間しか公開されていないことも、なかなか行けなかった要因の一つでした。

このフライヤーにやられました(^_^)。
まずは法華寺。
一条高校の交差点を西に曲がってすぐ。
良い雰囲気の小さな山門に見仏アンテナびしばし反応(^_^)。

こちらではちょうど満開の桜も愛でることができました。
かすかにのこる雨と相まってすごく良い風情で。



お花見を楽しんでから、本堂へ。

はあっ、この方だったんですね…。
いつかお逢いしたいと思ってました、蓮の光背をまとった十一面観音さま。像高1mほどの、あくまでもたおやかなお姿。かなり長めの右手を垂らして、軽く右膝を曲げた、アンバランスなバランス感が絶妙。
なんてお美しい…。
こちらのご本尊は、かなり遍歴があったようで、この十一面さまも元々観音堂の本尊だったようです。
向かって左奥の段上にありました、丈六の仏頭三尊も、なんとなく切なげでした。
本堂を出て、お庭や光月亭も観賞。
光明皇后さん縁の浴室(からふろ)もありました。
この時代も、なかなか秘められた謎が多そうで、面白いです。

浴室(からふろ)
重病人の看病に利用されたと

光明亭と桜。
茅葺きの屋根ってなぜか胸がきゅんとしますね。
続きまっす。