八重垣神社参拝を終えてから南の緑濃い方面に進み、次に目指すのは熊野大社です。出雲なのに「熊野」大社なんですね。どうやってこちらを知ったのかはもう記憶にないのですが、松江在住時分はツーリングがてらよくお参りしました。
県道53号線を南下し、30分弱で熊野大社の大きな駐車場に到着。
あら? でも今日は妙に流行ってて、駐車場ほぼ満杯……。
すぐ隣りで行われているゲートボールの大会かな? と思ったりもしましたが、神社方面から何やら心弾ませる太鼓の音が響いてきておりまして、どうやらこの日10月14日は例大祭が行われる日だったのでした。
急いでいくつか鳥居を潜って、神前に行ってみますと、午後二時からの奉納神楽はもう始まっていて、拝殿手前の舞殿前には沢山の人が集まっていました。


第一の演目「香具山」が終って、少しの休憩を挟んだ後、第二幕として「簸の川大蛇退治」が開演。スサノヲの大蛇退治の一幕ですね。




めっちゃ迫力ありました!
やっぱり出雲のスサノヲが祀られてる神社でスサノヲの演目を観るのって、臨場感といっては変ですが、胸に迫るものがありましたです。斬られる大蛇もちょっと切なかったですね。
お神楽が終った後は餅蒔き(^_^)。
結構いただけてしまって、帰ってからオカンにお雑煮つくってもらって美味しくいただきました。

こちら熊野大社のご祭神は「伊射那伎日真名子 加夫呂伎熊野大神 櫛御気野命」(いざなぎひのまなご かぶろぎくまぬのおおかみ くしみけぬのみこと)といいまして、スサノヲノミコトの別神名だそうです。
本殿向かって右側に、稲田姫さまとそのご両親が祀られた稲田神社、左側にイザナミが祀られた伊邪那美神社があり、そのさらに左手に荒神社とお稲荷さまがあります。それぞれお参り。
かつては、現在の社殿から南方3キロあたりにあります熊野山に本宮があったそうで、ぜひお参りしてみたかったんですけれども、今回はゆっくりお神楽を観ることができたので残念ながら。

参拝を終えた4時前の時点で、まだかなり曇っておりまして、これは楽しみにしていた宍道湖の夕陽は無理かなあ……。
缶コーヒーを飲んで出発し、次は少し西にあります須我神社を目指します。こちらは初めてお参りするのですが、スサノヲと稲田姫が宮殿を建てたという伝説のある場所ですね。
本当に駐車場の辺りから、名称そのままの清々しさを感じて、急な石段の上にある社殿を見上げるとそのヴァイブ(^_^)は一層強まったのですが、あれ? いつの間にか、めっちゃ晴れてきてますやん! 青空が目に眩しい。

こ、これは、夕陽見れますかも??
続きまっす