九州日向神話ツアー13 江田神社 | 平井部

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神社仏閣巡りレポ
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 西都市から宮崎市内に引き返し、遅くなってしまった昼食を取ることにします。
 目指すのは、その名も「赤ずきん」という洋食屋さん(^_^)。前夜教えて頂いた、nご夫妻イチオシのチキン南蛮が食べられるというお店です。


 此処でもでかかったイオンの脇を抜けて、目印のお稲荷さんの紅い鳥居を左折すると、お店はすぐに分かりました。

 ……って、か、カワイッ。めっさカワイイ店舗なんれすけど。疲れで顔に脂の浮いたアラフォー男子が独りで、しかも軽トラで乗り付けるには、かなり勇気の要る店構えです……。







 駐車場には女子所有と思しきパステルカラーの軽自動車が目立ち、その時も年若い女子5人組が出てきてきゃぴきゃぴ談笑している最中でありました。はあっ、プレゼント用にキムタクの写真集買った時くらい緊張したし。

 ちなみに、お昼時だと駐車場満杯でなかなか停められないそうですが、この時点で2時20分くらいでしたので、わりと余裕ありましたです。


 気合いを入れて入店し、迷うことなくチキン南蛮のセットを注文。

 ええ感じの待ち時間の後、サーブされたチキン南蛮さん。つ、つやつやしい……。







 息を整え、早速ナイフを入れて口に運びますと……

 サクッ 
 ギュ、ギュギュッ
 ジュッワ~

 って感じでしょうか(^_^)。
 間違いなく生涯ベストの鳥料理でありました。

 要望があるとすれば、ご飯は丼に入れていただいて、お箸でかっこみかたかったですね(^_^)。


 ぼくはサラダとドリンクが付くセットにしましたが、他にもプラス500円くらいで、イチゴスイーツのバイキングもやってたみたいでした。そら女子喜ぶでしょうと(^_^)。ぼくも事前に知ってたら……や、やっぱ頼む根性なかったと思います(笑)。






 そこから少し北上し、最後に目指したのが江田神社です。古事記神話で黄泉の国から帰還したイザナギノミコトが禊ぎをされた「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」にある神社ですね。


 真横にシーガイヤリゾートができてしまっていて、大きな道沿いの駐車場などは枯れている感じなのですが、鳥居を潜って参道を進むと、じんじんご神気が深まってきます。




 駐車場にありました「みそぎの碑」










 社務所でご朱印を頂いてから、本殿へ。







 こちらのご祭神は、イザナギノミコトイザナミノミコト

 かつては壮麗な神殿を持ち、かなりの社勢を誇ったようですが、1662年の大津波で社殿を失って、一時はかなり衰退していたと。火砕流で何度も焼失している霧島神宮もそうですが、どれだけ貴重な神宝が失われたんでしょうねえ。




 ゆっくりお祈りしてから、境内左側の参道から、みそぎ池方面へ。
 よく言われてますが、この樹々に囲まれた参道が凄かったです。







 すっかり整備された公園を抜けて、やがて現れるみそぎ池。

 こちらも、すぐ奥に道路が出来てしまっていたりして、神韻縹渺とした雰囲気はかなり薄らいでしまってます。江原啓之さんも『神紀行 九州沖縄篇』の中で嘆いてらっしゃいましたが、もうちょっと聖地は聖地でひっそりとしておいていただきたいなあと思います。















 この時点で4時頃で、そろそろタイムアップな感じで(^_^)。
 心を残しつつ、宮崎を後にしました。

 帰りは国道10号線をひたすら南下。あわよくば霧島六社の一つ東霧島(つまきりしま)神社にお参りしたかったんですが、ぜんぜん無理でした(^_^)。
 ただ、高城町の辺りからは霧島連山が一望できて、夕刻でほんわり茜色の山影がすっごく奇麗で。これは自然と信仰心も湧いてくるやろうなあって思いました。


 約3時間かかっておばちゃん家(げ~)に帰着。夕食後、この日は最後の夜ということで、近くの温泉施設まで疲れを癒しに行きました。露天風呂で夜空を見上げながら、ほんとにいろいろ詰め込めた一日をゆ~っくり反芻するわたくしでありました。
 


 続きまっす