賀茂別雷神社(上賀茂神社)参拝 | 平井部

平井部

平井和正愛好部

神社仏閣巡りレポ
& ほめほめ雑記


 バラ園を思うさま鑑賞してから(くわしくはこちら)、植物園内をゆっくり散策。好きなクスノキのトンネルやら、温室やら。温室は半分閉鎖されている為、入館無料になってました。


$ときめき神仏巡礼記

 くすのき並木。
 心地良い~! ベンチ欲しいんですけど。


$ときめき神仏巡礼記

 温室内、「ジェイド・パイン」の花。

 熱帯の植物って、なにか心の奥底にあるプリミティブな情動を掻き立ててくれますね。




 丸3時間以上過ごした後、バスで上賀茂神社(賀茂別雷神社)に移動。
 後で地図を見てみましたら、植物園の北山門から出て鴨川沿いを北に歩けば、20分程度で行けるみたいですね。この辺りの河川敷って雰囲気よろしいので、お勧めのコースかも。



$ときめき神仏巡礼記

 御薗橋より北を望む。
 かすかに竜雲さんですね。


$ときめき神仏巡礼記

 鳥居前。


 門前のやきもちで有名な神馬堂さんは、朝7時よりお昼12時頃(売り切れ次第)の営業なんだそうです。調べて行けば良かった。



$ときめき神仏巡礼記

 一の鳥居。


$ときめき神仏巡礼記

 本殿に続く、白砂が眩しい参道。青空も奇麗……。

 こちらは、競馬会の御神事が行われるための広場ですね。



$ときめき神仏巡礼記

 二の鳥居。

 こちらは、少し変わった造りになってまして、二の鳥居を潜ってすぐにあります細殿の奥に、斜めに本殿が配置されています。



$ときめき神仏巡礼記

 細殿の前の立砂。

 これは、この神社のご神体、奇麗な円錐形をしているという神山(こうやま)を形どったもので、二つあるのは陰陽道の影響だとか。



$ときめき神仏巡礼記

 楼門。
 この奥が本殿です。

 ちょうど、本殿特別参拝というのが行われてまして、国宝の本殿の間近でご神職に由緒等を説明していただけるとのことで、さっそく申し込み。一般500円。午後4時までなのでぎりぎり最後の回でした。

 控えの間で、前の回が終るのをしばらく待って、まずは由緒の説明から。

 賀茂族の姫さま(玉依媛命)が、天空より雷光とともに矢が飛来するのを目にし、寝所にお祀りしているとその霊力で懐妊され、その御子がご祭神の別雷(わけいかずち)の神である。
 一度、天界に帰られるも、姫の祈りにより再び降臨され、その場所が本殿の北北西にある神山(こうやま)であると。

 お祓いの後、本殿前に移動し、建物の説明など。

 こちらは、本殿の西側に、権殿というまったく同じ建物が建てられており、内部に秘められたご神宝まで同一で、これは、もし本殿に何かあった際に、神様にお遷りいただく為に用意されているものなんだそうです。非常に珍しいとのこと。

 そして、本殿、権殿のまっすぐ奥に鎮座するのが、神山です。


 ご本殿のすぐ前、やっぱり雰囲気かなり神々しかったですが、ずっと説明を聞きながらになりますので、もうちょっとゆっくり静かに参拝する時間は欲しいところでした(^_^)。

 この特別拝観、所与時間は20~30分ほどで、とくに期間はないそうです。



 うちの産土さまは賀茂神社なんですけれど、こうやった由緒をちゃんと聞くのは初めてで、かなり心に響くものがありました。
 別雷神のお母さま(玉依媛命)とおじいさまを祀ったのが、下鴨神社であるそうで、これはまたぜひ近々お参りしないと。

 ちなみに、賀茂社の総本宮は、この上賀茂下鴨ではなく、奈良の御所市にあります高鴨神社ですね。きっと賀茂一族が興ったのがこの辺りなのでしょう。



$ときめき神仏巡礼記

 第一摂社の片岡御子神社。
 ご祭神は玉依媛命で、本当はこちらをお参りしてから本殿に参るのが正しい順序だそうです。すごくきらきらした場所でした。


$ときめき神仏巡礼記

 その隣りの須波神社。


 他にも、境内に沢山の摂社がありまして、それぞれにご利益があるようです。



$ときめき神仏巡礼記

 社務所前より北を。

 樹々の奥にあるこんもりしたお山が神山です。



 帰りは、鳥居前から京都駅行きのバスに乗りましたが、ぐるっと東回りのコースでめちゃ時間がかかって、我慢できずに三条で降りて京阪で帰りました(^_^)。どうも、御薗橋を渡った「上賀茂御薗橋」のバス停からは、堀川通り経由のバスがあるようです。



 この日は、五月にしては強烈すぎる陽射しの中、ほぼ一日屋外で過ごして、両腕がひりひりするくらい日焼けしてしまいました(^_^)。まさに好日でありましたですね。

 上賀茂の辺りは、ちょっと不便なので、あまり馴染みはなかったんですが、これは心地よさそうな場所満載かも。
 京都はほんま奥深すぎですね。