昨日14日、奥吉野の天河まで、お参りと供養の為に行ってまいりました。
ちょうど昨日は新月で、供養の前に弁財天さまにゆっくりお参りして、いろいろ気持ちも整えるべく。
6時半に車で出まして、9時すぎに丹生川上神社に着きました頃は、結構な雨が降っておりまして。昇殿してお参りして、とりあえず供養に使う御神水をいただいて、早々に出発。
山々の樹々は奇麗に紅葉してるんですけれども、なんせ天気が悪くって行楽には向かず、しかも気温が「3度」ですって(^_^;;。真冬ですやん!! まあ天気予報はチェックしてたんで想定内で、ダウンジャケットは羽織ってたんですけれども、それでも身にしみる山の寒さでした。
10時頃に天河弁財天到着。
はあ……。いつもながら落ち着きます。
まずは本殿にお参りして、椅子に腰掛けて新月瞑想……いいますかぼ~っと考え事を(^_^)。
11時になりまして、僧侶の二人連れの方々の正式参拝がありましたので、ぼくもひっそり拝見しておりましたら、宮司さんが「これも御縁ですから」って紹介していただいてしまって、なんとそのお方、女性ながら数々の激しい修行をこなされ「大阿闍梨」と呼ばれるすごい方なんだそうで。ぼくのような若輩者にも腰は低いし、笑顔は素敵で凛としてらっしゃるし、尊敬を集めるだけあるなあって思いました。
そのままなぜか応接室にも呼んでいただいて、所在ないままにソファに埋まって(^_^;;、柿坂宮司と女性僧侶のすごいお話しを間近で聞かせていただきました。有り難いお言葉も直接頂いたりもして。
僧侶をお見送りしてから、さらに社務所で柿坂宮司のお話しをお聞きして。3年前の数霊のイベントで、こちらはお顔を知っていたのですが、当然宮司さんの方はご存知のはずもないのに。いろいろ貴重な経験をさせて頂きました。
その時点で1時。
供養を始めるか迷ってしまうほどの雨。
なにせ、お供えを用意したり般若心経を燃やしたりする行程があるので、雨だとかなりやり辛くはなるんです。でも、「今日やる」って決めて此処まで来たので、思い切って決行することに。
ぼくがやってます先祖供養は、橘流写経で有名な橘香道さんの教えに沿うもので、香道さんご自身が創られた橘神社とお地蔵さまが、弁財天の鳥居正面、ほど近い場所にあるんです。お地蔵さまならどこでもできるのですが、大切な供養の際にはいつも天河までお参りすることにしております。
供養に使う大荷物を抱えてお地蔵さまの前に移動。
今回は、去年亡くなった親戚など、もろもろ四件。
氷雨に濡れながら、シキビとお花、線香ロウソク、六文銭、水、ダンゴ、般若心経などを並べて、お祈りして……という行程を四回。
途中、雨は降ったり止んだりしつつ、さ~ってお陽様は射してくるわ、雹は降るわでもう現象起りすぎ(^_^;;。
丸2時間かかって終了した際には、かなりのやり終えた感がありました(笑)。妙な体勢で傘をさしていたので、腰が痛くて仕方なかったです。
最後に、川べりに移動してシキビとお花と般若心経を一緒に流しました。
去年の豪雨で流されてしまった橋は新しくなっていましたが、まだ河原のあちこちにブルドーザーが入って、作業は続いていました。
帰りにもう一度、丹生川上神社にお参り。雨音を感じながら、水の神様であるこちらでお祈りしていると、すごく気持ちよかったです。この日の氷雨は禊ぎの行程の一つだったのかなと。

丹生川上神社
般若心経による先祖供養に関しては、勿論本当に功徳があるのか実証することはできないのですが、個人的にはすごく「通じている」感じがしております。やる価値は確かにあると。
良い機会なので、橘香道流般若心経に関して、ごく簡単に書いてみようと思います。