先週は体調不良で、ほぼ1週間熱が引きませんでした。
発熱の最中は、いつもながら「もうこのまま死んでいくんやわ」なんて阿呆なこと感じてるんですが(笑)、復活してみると、なんだかいっそすっきり感が増しまして。心身ともに禊ぎとか調整の意味があったのかなあという気がしております。
めっちゃ間が空いてしまいました鶴林寺見仏(^_^)、最後は新しくなりました宝物館を拝観です。
入って左側に、聖徳太子の絵伝などの絵画コーナーがありまして、団体さんが説明中だったこともあり右手の仏像コーナーから。
まず中央部に、釈迦堂壁画を復原したものをバックに、小さな釈迦三尊像のオリジナルさんがいらっしゃいました。
壁面のガラスの内部には、貴重な仏像さまたちが。
十一面さまもお美しかったですし、なんといっても迫力ありありなのが髹漆厨子という聖徳太子像。お厨子の中におわして、通常は年に3日だけ公開されるというこのお方、なんと太子の毛髪をそのままま植えたという伝説があるそうで、ロン毛というには長過ぎる髪がだら~っと……。あれきっと毎年伸びてるんですわ。
で、一番奥手におらっしゃるのが、いつもは本堂でお薬師さまの脇侍でらっしゃる日光菩薩、月光菩薩、持国天、多聞天の四方さまです。通常は勿論秘仏で。
2天さまはちょっとユーモラスながらもかなりバランスの良い、独特の雰囲気をお持ちの方でした。
日光月光さま、麗しいながらも、江戸時代に金を塗り直した影響で、間近で観るとかなりもったりしたお顔になってしまってます(^_^)。すっかり眼を閉じてらっしゃる印象ですが、元々は半眼だったんでしょうね。
最後に、一番お逢いしたかった「あいたた観音」こと聖観音菩薩さまとゆっくり。
はあ、ほっこり観音さま(^_^)。
なんだか金銅仏さまってすごく好きで、心が落ち着くんですよね。
80センチくらいで、ちょうどお家に置きたい感じ。柔らかいまあるいお顔に、ほっそりしたお身体のラインがめっちゃキュートです。海洋堂さんでフィギュア化希望!!
おっきい写真買って帰ったんで、額に入れて飾ろっと。
このお寺は、聖徳太子さんに縁のお寺な訳ですが、開山縁起では「この地に逃れた高麗の僧を慕って太子がやって来た」とありますが、やっぱり裏の目的としては、秦氏の交流拠点の一つみたいな意味合いもあったのかなって思いました。
お寺の裏手は公園になってまして、哀愁を感じるSLさんもひっそり。


この日はすごく良い天気でしたのに、移動だけで疲れて他にどこも行けなかったことがちょっとだけ心残りでした(^_^)。