琴平駅から15分くらいで、心地よさそうな緑地にあります、まんのう公園に到着。この辺り、低いお山がぽこぽこっと散在していて面白いですね。うどん屋さんも市街地のコンビニ以上によくみかけます。
バスを降りますと、す、すっごい人出……。こんなぎょうさん行きはるんですね……。

入場口
入場待ちの列に加わってます時に、11時をすぎて、メインステージから重低音がずんずん響いてまいります。許可証代わりのリストバンドをもらって入場し、はやくも賑わう露店を眺めつつ。

ステージ遠景。露出失敗して細部トンじゃってます…。
とりあえず様子見ということで、スタンディングゾーンに。オープニングを飾るのはDragon Ashさん。さすが大御所だけあって、観客をアゲるのが上手いですねえ。ぼくは初体験でしたが、知っている曲もいくつかあり、かなり楽しませていただきました。
ステージは、メインの空海とサブの龍神と二つありまして、交互にアクトが行われる構成で。
その全てにオールスタンディングで参加することはかなり無理的ですので(^_^;;、17:15のCoccoさんのステージを万全で迎えられるように、いろいろ温存して。
少し離れた丘の上、シートゾーンに陣取って、しばらく鑑賞。
サンボマスターのステージはすごかった! この頃から雨が強くなってきまして、安物のカッパを着込んでの鑑賞。スタンディングエリアはタテノリの大盛り上がりで、面白そうではありましたが、あれに加わるのはやっぱ無理そうでした(笑)。
昼食は、露店でカレーを。なんだかご飯が切れてしまったとかで、炊けるまで30分以上待たされるも、なんとなく列を離れるタイミングを逸してしまいまして。ちょっと観たかった秦素博さんのステージ、並びながら聴いておりました。
ポカリとフライをサービスしてもらって、まあまあ美味しかったです。あとはフローズン苺だけ食べました。
スキマスイッチからスタンディングゾーンで。
アクトが終了し、観客が引くと同時に場所とり。ステージすぐ前のなかなか良い場所。
後方の龍神ステージの演奏をなんとなく聴きつつ、気持ちを集中。雨は降ったり止んだりでしたが、この頃はなんとかカッパを着ずにすむくらいでした。
先にCoccoバンドのメンバーが出てらして、音合わせをされて。この辺野外フェスならではですね。
5分ほどのインターバルを挟んで、いよいよCoccoさん登場!!
奇麗……。そして、細っそい……。陽光の下で観るからか、大自然の精霊を実見するような非現実感を、彼女は全身から放っていました。白いドレスを纏ったCoccoさん、蜉蝣みたいに浮遊しているようにも感じました。
アコギの音色から始まったのは、“Raining”。
この日には相応しすぎるオープニングで。
歌声、響きます……。
世界に、広がってゆきます。
讃岐の山々に、奉納される神歌みたいな厳粛さ。
同時に、この曇天の中集った聴衆たちの胸にも。
みんなそれぞれの想いと記憶を胸にこの場に集まって、それぞれの想いで彼女の歌に聴き入っていることが、なんだかいつも以上に実感できました。
セットリストは、“樹海の糸”、“ポロメリア”、“強く儚い者たち”、ラストに“音速パンチ”というまさにザ・ベスト盤的な構成。感じ的には3分くらいの感じで、もう終り?! って憤ってしまいましたが、しっかり20分以上経ってました(^_^)。
来て良かった!
ありがとう、Coccoさん!!
感動に胸を揺らしながら、次のclammbonさんのステージを。Dewのお二人が、この夏のフェスで最も感銘を受けたっておっしゃってたグループですね。初めて聴く曲ばかりでしたが、すごく楽しむことができました。
トリの 9mm Parabellum Bullet にもすごく興味はあったのですが、この日は瀬戸内を渡った児島まで移動しなければならず、残念ながら時間切れ。おそらくこのフェスがらみだと思うのですが、この日近場のお宿はどこも満杯で、やむなく岡山の児島まで(^_^;;。

すっかり暗くなった場内を見渡して、一日の想い出を反芻してから、シャトルバスに乗って再び琴平駅へ。
19:40頃の電車にのって、暗い瀬戸内を渡り、約1時間で児島着。駅には宿の方が車で迎えにきて下さっていて、無事チェックインすることができました。
この日の宿はシーサイドトリュフという民宿で、本当に家族だけでやってらっしゃるような普通の民家でした。
いやあ、でもこちら、応対は笑顔で丁寧だし、部屋もすっごく奇麗に清掃されてますし、一発で気に入ってしまいました。お風呂は共同で、少し待たされたんですが、遅いと思ったら、どうも他の方が入った後に清掃して下さってたようです。ゆっくり入浴でき、おまけに風呂上がりにアイスコーヒーのサービスまで(^_^)。
軽い雨音を感じながら、ゆっくり就寝……。
続きまっす