リビングには おっきなラウンドシェルフが ある。
同じかたちでもっと小さいのは 何度か見かけたコトがある。
中華系のお店や セレクトショップにあるのは
売り物 というより お店の商品を飾るため用。
直径30センチほどの木製で
左右が独立してるモノで
互い違いの棚が シンメトリーに作られてる。
リビングのが｢おっきな」と つけたのは
かたちは同じでも 直径が180cm以上あるからなのだ。
デカいけど 奥行きは３０cmほどなので
小さなモノをちょこちょこ飾るには ちょうどイイんだよね
（と おしゃれに言ってるけど 飾ってるのは左半分。
右半分は 本や充電器などの実用品置き場と化してる） 
で 元のハナシ。
飾ってる小さなモノとは
例えば作家モノのガラス細工や 江戸切り子 一輪挿し
天然石の結晶など
値段に関係なく ひと月毎にモノを入れ替えて 楽しんでいるんだよ～ 
先日のコト。
ふと 思いついたのだ。
「そうだっ このラウンドシェルフに
普段 使わない食器を並べてみては どーだろー」
自分で思いついただけなんだけど
「おお～ なかなかイイアイデアじゃないのっ」と
自画自賛。
早速 食器棚で置物と化してる食器で
飾れそうなのを 出してみた 
「出してみた」とはいっても
数はナイ。
たったの２種類だ。
ひとつは バカラのフリーカップ。
色ガラスは使ってナイけれど
さすがバカラ。
カットの輝きが うつくし～。
頂き物ではあるが 贈り主が
夫の好みをよくご存知で
ワタシも お気に入りなんだよ。
じゃあ 何で使ってナイの？
…………だって クリスタルガラスって
食洗機使えナイじゃん。
…………。
贈り主は 妻の性格までは 把握してなかったらしい 
ゴホゴホ。
気を取り直して 次 いってみよ～。
もうひとつは ヴェネチアングラスのハンドメイドの
カップ＆ソーサー２客。
コレは 卒業旅行先のローマで買ったモノ。
ヴェネチアングラス といえば 色ガラス載せ載せモリモリのが
代表的。
でも コレは 透明色ガラスに 14金の花柄が 全体に施されてるのだ。
色ガラスモリモリは ワタシの好みのはなかったけど
コレなら シンプルで美しい。
しかもっ ガラスは太陽光だとほんのりピンク
蛍光灯だと水色に見える というモノ。
ネットで調べたトコロ
酸化ネオジムというモノが使われているらしい。
コレも 数十年 使わなかったのは
………１４金箔 手入れが面倒じゃん 
こうして ふたつとも 長年 食器棚の奥で ふて寝してたけど
ある日突然 日の目を見るコトになったのだ。
大きさや他のモノとのバランスを考え
ラウンドシェルフに飾ってみた。
おおお～ イイねぇ。
特に このヴェネチアングラスのカップ＆ソーサー。
今はお昼なので カラーはピンクだけど
夜だと 水色になるんだもん。
ふふふ ステキ～ 
さて 夜。
照明がついた中 カップ＆ソーサーを 見てみた。
あり？
照明に照らされてるのに なぜピンク？
長年 暗闇でふて寝させられてたから
カラーチェンジしなくなったのかな？
ココで 突然 ある考えがアタマをよぎったのだ。
まさか……… 
リビングの照明を消し ダイニングの照明だけ点けてみた。
ダイニングの照明に照らされた カップ＆ソーサーは 水色になってたよ。
やっぱりっ 
そうなのだ。
ダイニングの照明は蛍光灯で リビングはＬＥＤだったんだよ。
そう。
酸化ネオジムは ＬＥＤの光では 水色に変化しないのだ。
ありゃりゃ～ 
今 使ってるダイニングの照明は 壊れたら
次は ＬＥＤ だよねぇ。
み 水色も 好きなのにっ というか
どっちかというと ピンクよりも好きなのにぃぃぃぃぃ～ 
……………。
時代の波は 酸化ネオジムには 厳しいのぉ 
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