一カ月前に、Xで話題になった「コアサポをカットした件」について、問題発生から解決まで、すべて終わりましたので、ご報告させて頂きます。
【経緯】
7/13、R32プレミアムエアコンを取り付けるに、うちがコアサポを事前にオーナーさんにご連絡&確認しないで、勝手にカットしたことに対して、オーナーさんが「なんだこれ!聞いてないんだけど!」とポストをして”話題”に!
【対応】
7/13、ポスト直後に、オーナーさんに連絡を取り「お詫び、今回のこうなった経緯、今後の話」をさせて頂きました。
話をする中で「やっちまったもんは仕方ない、で、どうしようか?」という話になりまして、、、
「オーナーさんの納得のいく解決策」を一緒に見つけ出していくことになりました。
1週間ぐらい、電話とラインで連絡を取り合って「解決の方向性」が決まりました。
【話し合った結果の解決策】
・カットした部分を元通りにする
・エアコンの冷え具合を再度確認
【引取】
8/1、ご自宅にお伺いして、引取!
【作業】
【納車】
今回の件を踏まえ、当社として、、、
①まずは、作業をする前に、作業の内容をオーナーさんに説明してから作業する。特にボディ加工が必要になるものは、確実に連絡をする。(お任せの場合は、お任せで)
②追加作業+追加料金が発生する場合があれば、終ったあとではなく、途中でこれぐらい追加でかかりますをオーナーさんに確実に伝える。(だいたいしてるんですが、たまに抜けますので、できるだけ徹底します。特にご新規の方。お任せの場合は、お任せで、)
③オーナーさんとコミュニュケーションをしっかりとる。
私がお客さんとやり取りしてた頃は、こういうトラブルの話が、ほぼなかったんですが、お客さんの人数が増えて、年間約3000台作業をしていますが、今は多くのスタッフで対応するようになり、基本的なやりとりがすべて、ラインかメールになります。
ラインとメールだけだと「言葉足らず」「行き違い」「思い違い」「捉え方の違い」なども出てきやすいです。
今回の松本さんの件だけでなく、お客さんに不快な思い、ご不便をおかけしているのも現状事実としてあると思いますので、出来るだけ電話等でコミュニュケーションをとるようにしていきます!
社長がここ数年、タイヤの開発に没頭していて、現場から完全に離れてましたが、タイヤの開発も落ち着いてきたので、また実車の方でも、お客さんと出来るだけ話をするようにしていきます!
松本さんも、今回、ご新規さんで始めてうちに車両を預けていただいたんですが、もちろんR31HOUSE時代から存在は知っていて、シバタイヤのツイッターの対応等もみてて「ここなら安心して預けれる」ということで、預ける決意をしたそうですが、結果的に”非常に残念な結果”になってしまいました。
うちにきて頂いた皆様には、出来るだけこういう”残念な結果”にならないようにしたいと心底思っていますが、結果的に残念なことになっちゃうことも、やはりどうしても人間がやっておりますし、スタッフも多いので、目の届かない部分もあり、たまに起きてしまいます。
私は社長なので、うちのスタッフがやらかしたことの「すべての責任をとる」のは、あたりまえですが、、、
そもそも、愛車を大事にしてるオーナーさんを悲しませてはならないと思っています。
うちに車を預けて、納車後、何かあれば、社長に連絡ください!
公式でもDMでも大丈夫です!
タイヤトラブルもですが、車両の方も、しっかり対応させて頂きます!
それは過去も未来も変わらないスタンスです。
【未来の話】
パネルの「CADデータ」を作り、金属の3Dプリンターで出力して、パーツを作っていきます!
今回のように、コアサポを交換しないで「部分的な補修」であれば、キズ修理、錆修理、再塗装と同じ扱いになります。
↑今回用いたのは、この「レストア技術」です。
↑補修後は、どこをどう直したか?分からないと思います
錆の修理もカット部分の修理も、基本はやることは同じです!
金属3Dプリンターでのレストアは、複雑な形状を「完璧に再現」できることが、メリットだと思います!
うちがレストア屋だったので、今回の作業が出来ましたが、レストア屋じゃなければ、今回の件、どうやって「対応」したかな?と思います…。3Dプリンターを使うレストア技術があってよかったと思いました。
※ちなみに3Dプリンターの金属は、強度等は問題ありません。(その話はまた別途)
ということで、、、
今回は、松本さんの車でしたが、過去にR32系で、当社でプレミアムエアコンを取付けて、コアサポをカットされたオーナーさんは、他にもいらっしゃいます。ちなみに去年までは、事前にカットすることをお伝えしていたのですが、カットすることが当たり前になっていて、今年からお伝えすることを忘れていました、(コミュニケーション不足)
とはいえ、大事な愛車、カットしなくて済むなら、カットしたくないと思いますので、、、
今回「修復する部品と技術」を手に入れましたので、過去にうちで「R32プレミアムエアコン」を取付けをして、コアサポをカットされてしまった方、ご希望の方は、全車「無償で補修」対応させて頂きます!
現在、3Dプリンタで部品を量産できるように準備をしております。量産部品が出来上がるまでに、ちょっと時間かかるのと、工場の段取りもありますので、少々お待ちいただければと思います。
私が責任をもって対応させて頂きますので、カット修理をご希望の方は、社長宛にご連絡くださいませ。
【今後のR32との向き合い方】
今回の騒動の結果、R32系にプレミアムエアコンを装着する場合、コアサポをカットしないで取付できる方法ないかな?と探っておりましたら、その方法が分かりました。
今後は、カットしないで取付が出来ます!
現在、お預かりの車は、全車カットしておりません!
また取付後、プレミアムエアコン本体以外の不具合で「エアコンの効きがイマイチ」とか「ちゃんと動かない」という、事案も出ています。これ実は、R32のいろいろなセンサーやユニットが「廃盤」になっておりまして、それらの部品が正常に動いてないと、プレミアムエアコン自体が大丈夫でも、エアコンが効かないという事態が起きてしまいます!
日産の廃盤にした部品まで知らんがな、という感じなのですが、それが壊れてると「エアコンが効かない」となると、うちのエアコンが悪いみたいになるのも困るので、、、
いろいろな電子部品が復刻できないか、現在調査しております。
その結果は、またブログでご案内させて頂きます。
と同時に、さまざまなR32の部品が廃盤で、特にプラスチック部品が廃盤で、プラスチックが劣化が割れまくるので、ほんと作業するのに大変なので、かたっぱしから3Dプリンター等使って作れないか?これも今、検証しております。
またブログでご案内させて頂きます。
あとコアサポを左右とも3Dプリンターで出力したパネルも常時在庫しようと思っていますので、事故修理等で必要な方は、またご連絡頂ければと思います。
量産できたら、またブログに書きます。
あとは、うちにR32に乗ってるメカニックが2名いますが、その子たちを、R32専属メカニックとして作業させます。
R32は、R32担当を付けます。
R32ユーザーさんと連絡を密にしながら、しっかり作業させて頂きます。
そして、R32で困ってる部品も、このメカニックが分かってますし、R32仲間も多いので、R32が未来に長く乗り続けられるように、少しでもお手伝いできればと思います。
【総括】
ということで、今回の”話題”の件は、こんな感じでしたというご報告で終わりにしたいと思います。
最後になりますが、、、
我々も人間ですので、間違ってしまうこともあると思いますが、何かおきてもしっかり対応させて頂きますので、タイヤ同様、作業についても、まずはXにポストする前に、DM等でご連絡頂ければと思います。
※ちなみに今回は、うちのスタッフの対応悪かった結果からの、ポストでしたので、松本さんは全く悪くないです!
今後ともよろしくお願いいたします。
柴田自動車(株)
代表 柴田