【報告】以前Xで”話題”になった件 | ⚡️しばちゃん⚡

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一カ月前に、Xで話題になった「コアサポをカットした件」について、問題発生から解決まで、すべて終わりましたので、ご報告させて頂きます。

 

【経緯】

 

7/13、R32プレミアムエアコンを取り付けるに、うちがコアサポを事前にオーナーさんにご連絡&確認しないで、勝手にカットしたことに対して、オーナーさんが「なんだこれ!聞いてないんだけど!」とポストをして”話題”に!

 

【対応】

 

7/13、ポスト直後に、オーナーさんに連絡を取り「お詫び、今回のこうなった経緯、今後の話」をさせて頂きました。

 

話をする中で「やっちまったもんは仕方ない、で、どうしようか?」という話になりまして、、、

 

「オーナーさんの納得のいく解決策」を一緒に見つけ出していくことになりました。

 

1週間ぐらい、電話とラインで連絡を取り合って「解決の方向性」が決まりました。

 

【話し合った結果の解決策】

 

・カットした部分を元通りにする

・エアコンの冷え具合を再度確認

 

【引取】

 

 

8/1、ご自宅にお伺いして、引取!

 

【作業】

 

 
↑ビフォー

 

 
↑アフター
 
 
↑最終、すべての部品を取付た後、こんな感じです!
 
アッパーもロアーも一切さわらず、カットした部分のみ補修、すべてのスポットはさわらず、パネルの色は経年劣化した色をデジタル調色で色合わせして、もともとの「汚れ」具合になるように、同じような汚れ成分を後で付けて、ほほ元通りに再現しました。

 

【納車】

 

 
8/10、納車!

 

 
オーナーの松本さんにも喜んでいただけました!(^^)
 
ポスト(7/13)から、今日(8/13)でちょうど1ヵ月が経過しました。
 
あの状況から、一緒に解決策を考えて頂いて、その結果、再作業をすることになりましたが、もう一度、車を預けるのには勇気が必要だったと思いますが、それも踏まえてもう一度うちを信用していただいて、チャンスを頂いて、車を預けていただいた、松本さんの懐の深さに感謝です!
 
車が無事に直って、本当によかったです!
 
1ヵ月の間、いろいろ話していくうちに、松本さんと信頼関係できたと思います!
 
車屋をやっていくうえで、ショップとお客さんとコミュニケーションしっかりするって、ほんと大事だなと改めて思いました!
 
今後とも、引き続き、よろしくお願いいたします!
 
あと話題になった「プレミアムエアコンが効かない問題」ですが、再度点検しましたら、予想もしてない「不具合」が起きてまして(プレミアムエアコン自体ではない)、そこを直したら、めっちゃ冷えるようになりました!
 
今回、お預かりして、結果的に、原因がわかってよかったです!
 
ちなみに、このブログを書いているのは、納車してから数日たってますが、エアコンの効き具合も問題ないとのことです!
 
【今後の話】

 

今回の件を踏まえ、当社として、、、

 

①まずは、作業をする前に、作業の内容をオーナーさんに説明してから作業する。特にボディ加工が必要になるものは、確実に連絡をする。(お任せの場合は、お任せで)

 

②追加作業+追加料金が発生する場合があれば、終ったあとではなく、途中でこれぐらい追加でかかりますをオーナーさんに確実に伝える。(だいたいしてるんですが、たまに抜けますので、できるだけ徹底します。特にご新規の方。お任せの場合は、お任せで、)

 

③オーナーさんとコミュニュケーションをしっかりとる。

 

私がお客さんとやり取りしてた頃は、こういうトラブルの話が、ほぼなかったんですが、お客さんの人数が増えて、年間約3000台作業をしていますが、今は多くのスタッフで対応するようになり、基本的なやりとりがすべて、ラインかメールになります。

 

ラインとメールだけだと「言葉足らず」「行き違い」「思い違い」「捉え方の違い」なども出てきやすいです。

 

今回の松本さんの件だけでなく、お客さんに不快な思い、ご不便をおかけしているのも現状事実としてあると思いますので、出来るだけ電話等でコミュニュケーションをとるようにしていきます!

 

社長がここ数年、タイヤの開発に没頭していて、現場から完全に離れてましたが、タイヤの開発も落ち着いてきたので、また実車の方でも、お客さんと出来るだけ話をするようにしていきます!

 

松本さんも、今回、ご新規さんで始めてうちに車両を預けていただいたんですが、もちろんR31HOUSE時代から存在は知っていて、シバタイヤのツイッターの対応等もみてて「ここなら安心して預けれる」ということで、預ける決意をしたそうですが、結果的に”非常に残念な結果”になってしまいました。

 

うちにきて頂いた皆様には、出来るだけこういう”残念な結果”にならないようにしたいと心底思っていますが、結果的に残念なことになっちゃうことも、やはりどうしても人間がやっておりますし、スタッフも多いので、目の届かない部分もあり、たまに起きてしまいます。

 

私は社長なので、うちのスタッフがやらかしたことの「すべての責任をとる」のは、あたりまえですが、、、

 

そもそも、愛車を大事にしてるオーナーさんを悲しませてはならないと思っています。

 

うちに車を預けて、納車後、何かあれば、社長に連絡ください!

 

公式でもDMでも大丈夫です!

 

タイヤトラブルもですが、車両の方も、しっかり対応させて頂きます!

 

それは過去も未来も変わらないスタンスです。

 

【未来の話】

 

 
今回、補修したパーツは「コアサポート」という部品ですが、この部品がもう生産されておらず、今回のような修理になったときに、非常に困ります。
 
特にフロント部分なので、事故とかをしたとき、この部品がないと修理が出来ません。
 
おそらく、R32に乗ってる、すべての人が、コアサポ問題に直面すると思います!

 

 
たまたまうちにコアサポの部品があったので、今回は、それを使うことになりました!
 
ということで、、、
 
未来にむけて、コアサポを「量産」することにしました!
 
このパネルの制作には「金属3Dプリンター」を使っていくとします!

 

 
今回「パネル形状」を測定するにあたり、導入したばかりの「キーエンス」の最新型の「3Dスキャナー」を使いました!

 

 

パネルの「CADデータ」を作り、金属の3Dプリンターで出力して、パーツを作っていきます!

 

今回のように、コアサポを交換しないで「部分的な補修」であれば、キズ修理、錆修理、再塗装と同じ扱いになります。

 

 

↑今回用いたのは、この「レストア技術」です。

 

 
↑錆で穴があいたところを、、、
 
 
↑金属の3Dプリンターで作ったパネルをつかって、、、
 
 
↑造形、レストアしていく技術になります!

 

 

↑補修後は、どこをどう直したか?分からないと思います

 

錆の修理もカット部分の修理も、基本はやることは同じです!

 

金属3Dプリンターでのレストアは、複雑な形状を「完璧に再現」できることが、メリットだと思います!

 

うちがレストア屋だったので、今回の作業が出来ましたが、レストア屋じゃなければ、今回の件、どうやって「対応」したかな?と思います…。3Dプリンターを使うレストア技術があってよかったと思いました。

 

※ちなみに3Dプリンターの金属は、強度等は問題ありません。(その話はまた別途)

 

ということで、、、

 

今回は、松本さんの車でしたが、過去にR32系で、当社でプレミアムエアコンを取付けて、コアサポをカットされたオーナーさんは、他にもいらっしゃいます。ちなみに去年までは、事前にカットすることをお伝えしていたのですが、カットすることが当たり前になっていて、今年からお伝えすることを忘れていました、(コミュニケーション不足)

 

とはいえ、大事な愛車、カットしなくて済むなら、カットしたくないと思いますので、、、

 

今回「修復する部品と技術」を手に入れましたので、過去にうちで「R32プレミアムエアコン」を取付けをして、コアサポをカットされてしまった方、ご希望の方は、全車「無償で補修」対応させて頂きます!

 

現在、3Dプリンタで部品を量産できるように準備をしております。量産部品が出来上がるまでに、ちょっと時間かかるのと、工場の段取りもありますので、少々お待ちいただければと思います。

 

私が責任をもって対応させて頂きますので、カット修理をご希望の方は、社長宛にご連絡くださいませ。

 

【今後のR32との向き合い方】

 

image

 

今回の騒動の結果、R32系にプレミアムエアコンを装着する場合、コアサポをカットしないで取付できる方法ないかな?と探っておりましたら、その方法が分かりました。

 

今後は、カットしないで取付が出来ます!

 

現在、お預かりの車は、全車カットしておりません!

 

また取付後、プレミアムエアコン本体以外の不具合で「エアコンの効きがイマイチ」とか「ちゃんと動かない」という、事案も出ています。これ実は、R32のいろいろなセンサーやユニットが「廃盤」になっておりまして、それらの部品が正常に動いてないと、プレミアムエアコン自体が大丈夫でも、エアコンが効かないという事態が起きてしまいます!

 

日産の廃盤にした部品まで知らんがな、という感じなのですが、それが壊れてると「エアコンが効かない」となると、うちのエアコンが悪いみたいになるのも困るので、、、

 

いろいろな電子部品が復刻できないか、現在調査しております。

 

その結果は、またブログでご案内させて頂きます。

 

と同時に、さまざまなR32の部品が廃盤で、特にプラスチック部品が廃盤で、プラスチックが劣化が割れまくるので、ほんと作業するのに大変なので、かたっぱしから3Dプリンター等使って作れないか?これも今、検証しております。

 

またブログでご案内させて頂きます。

 

あとコアサポを左右とも3Dプリンターで出力したパネルも常時在庫しようと思っていますので、事故修理等で必要な方は、またご連絡頂ければと思います。

 

量産できたら、またブログに書きます。

 

あとは、うちにR32に乗ってるメカニックが2名いますが、その子たちを、R32専属メカニックとして作業させます。

 

R32は、R32担当を付けます。

 

R32ユーザーさんと連絡を密にしながら、しっかり作業させて頂きます。

 

そして、R32で困ってる部品も、このメカニックが分かってますし、R32仲間も多いので、R32が未来に長く乗り続けられるように、少しでもお手伝いできればと思います。

 

【総括】

 

今回の件は、あくまでもうちの会社と松本さんとの間で起きたトラブルなので、松本さんが「納得のいく解決」の結果になっていれば、それで終わりで良いのですし、大なり小なりトラブルは日々起きておりますが、それをブログに全部公開することはないのですが、、、
 
今回のXでの”話題”を見た人たちが、あまりにも多かったのと、、、
 
「そういえばあの話、その後どうなったんやろ?」
 
そんな感じで気になってる人もたぶん多いですよね?
 
みたいな話を松本さんとしてました。
 
また、松本さんにも「あの件、どうなった?」と、イベント会場でいろいろな人に言われ、毎回同じ説明をするのも大変ですよねって、話から、、、
 
「今回の経緯をブログで全部、公開しましょうか?」
 
という話の流れになり、公開させて頂くことになりました。
 
もちろん松本さん、了解のもと書いております。
 
ちなみに、過去にカットしてしまった方の修理の件も、松本さんに修理方法を提案する中で「実は過去にも同じようにカットした人がいまして、おそらく皆さん、同じような気持ちだと思いますので、松本さんを含め全員対応します!」って、その時から松本さんには言っていました。
 

ということで、今回の”話題”の件は、こんな感じでしたというご報告で終わりにしたいと思います。

 

最後になりますが、、、

 

我々も人間ですので、間違ってしまうこともあると思いますが、何かおきてもしっかり対応させて頂きますので、タイヤ同様、作業についても、まずはXにポストする前に、DM等でご連絡頂ければと思います。

 

※ちなみに今回は、うちのスタッフの対応悪かった結果からの、ポストでしたので、松本さんは全く悪くないです!

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

柴田自動車(株)

代表 柴田