3日後に出産を控えた姉の家へ、家事と子守りを手伝いに行った。
姉にはすでに4歳の女の子(みこちゃん)と1歳の女の子(なっちゃん)がいる。
彼女たちに会うのは約一か月ぶりだが、
前に会ったときはまだハイハイだったなっちゃんが
スタスタと ものすごい速さ で歩いている。
「げげっ!!いつの間に進化してる…」
一方のみこちゃんは プリキュア に夢中。
この日身につけていたシャツもエプロンもすべてプリキュア。
プリキュアはアキバ系ヲタの専売特許だと思っていた(失礼!)のだが、
幼稚園児の女子の間で大人気 らしい。
まずは登場人物についてレクチャーを受ける。
「これはシャイニールミナスちゃんで、
こっちはキュアホワイトちゃん、
それはキュアブラックちゃんっていうの」
「はいっ」(素直に聞くオバ)
すると何やらケータイ電話のような形をしたおもちゃを取り出し、
ピコピコとボタンを操作しはじめた。
姉曰く、このアイテムは「カードコミューン」 といって、
ウサギのようなキャラクターが「おなかすいた~」だのと騒ぐたびに
世話を焼かなければならないという
たまごっち並みに面倒な機械だそうである。
ここはオバらしく姪っ子から尊敬されようと、絵を描くことにした。
私は小学校低学年の頃『りぼん』を愛読していたので、
少女マンガ系のイラストだけは上手いと
クラスメートに一目置かれていたのだ。
さっそく、キャラクターの一人を描いてみる。
このようなイラストは十数年ぶりに描いたが、会心の出来。
「ほらほらみこちゃん、ブラックちゃん描いたよ、
ブラックちゃん」
(↑すでに正式名称を忘れている)
「ねぇねすご~い!もっとかいてかいて~~~!!」
…と、姪っ子が羨望のまなざしで
オバを見つめる展開を想像してニヤけていたら、
みこちゃんが口を開いた。
「あ……そう。ねぇおやつたべよ~~」
おい!オバの力作をスルーして食い物かい(叫)!!!

