
写真は、2008年11月に日本語訳が刊行された「買い物する脳」(早川書房 マーティン・リンストローム著 2008年11月20日刊)の表紙です。
消費行動の研究は様々ありますね。
その代表的なものがアンケート調査。消費という概念の全体的な傾向を示すのに最適です。世論調査などはその代表でしょう。また、人の深層心理、つまりは本音に迫る調査作法には、グループインタビュー法や深層面接法などがあります。
いわば無意識の心理が、人の消費行動に影響を与えているという仮説ですね。
本著は、さらにこの深層心理の在り処を、脳の運動に求めようとする実験だといってもいいでしょう。奇麗な服をショーウィンドウで見る。海老ちゃんなどと呼ばれているスタイル抜群のモデルが着ている服が欲しくなる。この買いたいと思う衝動は、人間の脳のどこかが刺激された反応だということですね。
さて私が興味を持ったのは、本著の中の第三章ミラー・ニューロンの働きを知る‥という中で、人間のミラーニューロンの働きが消費動機となるという研究結果がでしたね。
ミラーつまりは鏡。笑顔の人と噺をするときに感じる感情は好意的な印象を残し、その笑顔を見ているだけでこちらも笑顔になる。こんな話が代表的なものですね。
MACのジョブスが、街を行く白いイヤホンをした若者達の姿をみて、ipodの成功を確信したというエピソードが掲載されていますが、要は、人は、他人の行為に影響を受けるという意味でしょうか?
(続く)