草食系の若者が急増していって‥本当? | 考える道具を考える

考える道具を考える

The instrument which I think

草食系男子が急増しているという。

Wikipediaによると、
「2006年10月に深澤真紀のウェブ連載「U35男子マーケティング図鑑」(2007年に『平成男子図鑑』として単行本化)で、「草食男子」として命名された」としている。

実に分かりやすく、的を付いたネーミングだと感心したのを憶えているが、またまた、この種の傾向が強まっているというのですね。

草食系男子の主な特長をWikipediaではこんな風に定義しています。

 ○外出より部屋にいる方が好き
 ○繊細である
 ○性風俗を無駄なことと思い、お金を使わない
 ○女性に誘われれば旅行やショッピングに同行するが、恋愛に発展しないことが多い
 ○恋愛に積極的でない
 オタクやトランスジェンダーとは意味合いが若干異なる。

この種の傾向を代表する有名人は、羽生善治、馬場裕之(ロバート 、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、瑛太、田中卓志(アンガールズ)、中村俊輔と書かれているが、どうもこの人選には異論がありそうですね。

将棋の羽生名人が草食系であることは、まずない。外見からは判断できないでしょう。将棋は頭脳と体力の格闘技ですから、草食系の意味するタイプとはまったく違うと断じることができますね。サッカーの中村俊輔さんも、肉食系の持つイメージとは異なりますが、ゴリラのような欧米のサッカー選手とフィジカルで劣らずに戦っている肉体は鋼のようであります。

そしてふと思うのですね。
この草食系男子のルーツは、団塊の世代の男子が潜在的に持っていたタイプなのではないかと‥。自由を求めて既成の価値の転換を求めた若き団塊の世代は、ある意味、攻撃的で競争社会に勝ち抜こうとする激烈な世界で育ったように見えますが、実は、全体的には部屋の中での読書を愛し、繊細で、単なる欲望の捌け口として性風俗の世界に入っていくことはなかった。

知的世界観を重視し、自ら考えることで個性を生み出そうとしたした団塊の世代男子は、他者との関係性に心を配り、その適切な距離感を民主的とでもいうように測ることで対人関係を構築しようとしたのですね。

既に、団塊の世代男子が20代のころに創造した男子のあり方を、その後の子供世代や孫の世代が体現しているといったら大袈裟になりますか?

それにしても草食系男子が悪いとは、どう考えても思えないのですが、どうでしょうか?