NECが発行しているメールマガジンwisdom newsの「匠」のコーナーに、武田双葉さんがゲストとして登場しています。書と人間の創造力について、こんな言葉がありました。
‥‥4年ほど前に打ち出した「考える書道」をやらせると、ぐんぐん伸びます。双雲や双龍にもやらせました。考える書道では、まず文字の形をとらえます。台形なのか、長方形なのか、それとも正方形なのか――。次に空間をとらえる。最後に理想の文字を思い浮かべて工夫して書くのです。書く枚数は少なくても構いません。考え抜いて書くことが大切です。そうすることで、美しい文字が書けるようになります。
墨。
書の魅力に惹かれる人が多くなっているという。
パソコンで文章を書くことが普通になっている現代。確かに書の魅力は大きいですね。
NHK大河ドラマ「天地人」の題字は、若き書道家 武田双雲氏の母であり師匠の武田双葉さん。日本の伝統書道にパフォーマンス書道という新しい息吹を吹き込んだ女流書道家だ。
毎回、ドラマ天地人の冒頭に登場する短い書の文字に、私は小さな感動を覚えているが、それは書が持つ人間性、力感、質感の魅力を感じるからなのでしょう。
筆で一生懸命手紙を書く。
今、私はマインドマップを筆ペンで書く。
マインドマップは最終的にはパソコンソフトに落としていきますが、
何処にいても、いつでも、A4の白い紙と筆ペンさえあれば、様々な発想をマインドマップで描くことができる。自分の中の情動が騒ぐのを受け止めることができます。
漢字検定ブームもまた、そんなパソコン文字の反動の極にあるように思えますが、合理性と非合理性の揺らぎの中に、新しい自分を発見しようとする潜在意識が働いているのは確かでしょうね。
書は心のアウトプットの方法として、しばらくは多くの人を捉えるでしょう。それに最近の筆ペンの書き心地は、悪くはないですよ。