カンブリア宮殿 品川女子学院の28プロジェクト 教育の現場に見るオンとオフの着眼点に共感 | 考える道具を考える

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村上龍さんと小池栄子さんがインタビューアーとして登場するテレビ東京の番組「カンブリア宮殿」に、品川女子学院(80年以上の歴史を持つ中高一貫教育の女子校)の校長 漆紫穂子(うるし しほこ)氏が登場した。

1980年代には、一学級5人という廃校の危機に見舞われた同校。その危機を救ったその教育現場の改革とは何か? 大変興味深い内容でしたね。


校舎をモダンなものに改修、制服も髪型も校則も、ほとんど壁になるものを徹底して撤廃。まさに「チェンジ」の一大改革。そのコンセプトは、「28プロジェクト」と呼ばれるものでしたね。このネーミングもとても上手です。

このプロジェクトは、生徒が「ヤル気のスイッチ」をオンにするチャンスを様々に配置する試みといえます。この「28プロジェクト」とは、28歳という年齢を目標地点として、それまでの自分のライフプランを生徒個々が策定し、その到達目標から逆算して今を学ぶという発想ですね。


大学受験は一つの通過点でしかない。28歳の自分をイメージし、どんな自分でありたいのか目標設定する。そこから逆算した時に、今なすべきことは何か‥それを自分で決める。化学の研究に興味を持てば大学院に行き研究する。そんな目標を立てれば、目標とする大学に入学する必要がありますから、受験のための勉強ではなく、目標達成のための勉強を必然的に実践する必要があるわけですね。

強制されるのではなく、自分で作った目標を達成するための行動計画。それを支える様々な学習機会の提供。公認会計士を講師に招き「決算報告書」の勉強をする高校生の姿は、とても印象的でした。

  ‥学習意欲が高まるとは、自分の中でスイッチがオンになる状態。

この言葉は、村上龍さん曰く、「普遍性がある」と思う。
私も同感でした。