NHK大河ドラマ篤姫も、いよいよ官軍の江戸城総攻撃のタイミングになりました。
そして、あの有名な篤姫から官軍参謀の西郷隆盛に向けて書簡が届けられます。
徳川家の存続を願った篤姫の必死の説得の手紙は、その後の江戸無血開城を実現させ、日本の近代化を促進させる歴史的な書簡となったといわれています。
つい、100年少し前の現実のお話しです。
‥‥
一通の手紙の重み。
コミュニケーションの極意は、こうした意思の伝達手段によって、歴史をも変えていったのだと‥‥。
さて、現代。
携帯電話が発展し、多くの人がコミュニケーション手段として欠かせない時代の中にいます。
このメディアは、とても便利ですね。
特に、生活でもビジネスでも、時間の概念を大きく変えてしまった。
情報の収集だけでなく、情報の交流という視点で欠かせない。
しかしながらコミュニケーションの手段としての利便性は、当然「光と闇」の両面を持ちますね。
使い方を間違えると、とんでもない被害にすらあうことになります。
新しいメディアが登場するときは、この「光と闇」が同時に成立するという現実を分かって対応する必要があるのですね。
メールを出したら、リアルタイムに返信がないと「不安」を生み出すのも、この便利なメディアの特性でもあります。子供達の世界では、そのこと自体がいじめの契機にすらなる。ビジネスの世界でも、24時間以内の返信は暗黙のルールとなっています。
利便性は、新しい不条理を生み出すという図式は、今に始まったことではないのでしょう。
‥‥
もし、江戸末期に携帯電話があったら、篤姫の歴史的な手紙の存在はなかった? そうかもしれませんね。しかし、それ以上に一通の手紙が持つ価値の大きさを考えると、メディアを使う現代の私達が、何に価値を感じるかに関心を持つ必要があるのでしょうね。
‥何を伝えるのかではなく、
伝えること自体に焦点が当たってしまう現代メディアの特性を、
十分に分かり合うという共通の認識が必要です。
携帯の返信が遅れても‥崩れることのない信頼関係を築きたいものです。
‥おっと、携帯にメールが入っている。
早く返信しなきゃ!