落語がどれほどビジネスに役立つからは分からない。もしかしたら、落語とビジネスを繋げて考えるなどというのは邪道というものかもしれない。
純粋に笑ってしまえばいい‥のだと思いますが、それにしても、落語の世界に興味を持つと、それなりの基礎知識は必要になりますね。
最近では、「落語百話DVDコレクション」なる書籍?も出版されて、落語の歴史から名人達の素顔、落ちの種類まで様々な知識が提供される時代となりました。
しかし、落語は台本があるようでない世界。古典落語のシナリオがきちんと決まっていて、それをなぞるのが良い落語とは限らない。速記本という名人が演じた内容を書き起こしたシナリオはあるが、それは円生や志ん生の名人芸の再現に過ぎないわけですね。
それでも、落語をどんな風に感じ、どんな風に理解し、楽しむか‥そんな疑問に答えてくれる一冊が、この立川志らく師匠の「落語二四八席辞事典」(講談社2005年初版刊)ですね。
古典落語に登場してくる棟梁や番頭、ご隠居さんまで様々な人物の見方や、名人列伝などの基礎知識を学習しつつ、実際の248の落語ネタに関する志らくさんの見方が満載されている極めてユニークな事典、辞典です。
これを読むと、うーむ、確かに落語の見方、聴き方がドラスティックに変わる。目から鱗が落ちるとは、このことですね。
で、落語とビジネスの関係性を論じたいのですが、プレゼンでのストーリィ(お話)の伝え方、表現方法、クライアント(観客)との距離のとり方や、前段での第一声(まくら)の創り方、空気の読み方等など、沢山沢山ありますが‥それはまた次の機会に。
お後が宜しい様で‥‥。