江戸時代から続く落語の小噺には、
横丁のご隠居さんが登場する。
大抵、そのお相手は、八っつぁんか熊さんだ。
江戸の長屋には、庶民の人情があって、
日常の馬鹿馬鹿しいことでも、笑いのネタになったらしい。
また、心情話には、不精者もたくさん登場する。
先日の柳家小三冶さんが、NHKプロフェッショナルの番組の最後にご披露してくれた小話‥‥。
ある時、無精者と呼ばれる人が沢山集まる会合があった。
これだけ大勢の無精者がいるんだから、
いっそのこと、不精会ってなものを作ろうじゃないかと声が上がった。
その時の皆さんの反応は‥
‥‥でも、よそうよ! 面倒くさいからさ!
不精者は何処まで言っても不精者。
これは笑えましたね。えっ? そうでもない?
で、横丁のご隠居さんは、今日も馬鹿馬鹿して話のネタを提供してくれるのでしょうか?
あっ、そうか! 現代の長屋では、老人がみんな一人で住んでいて、
本当の意味で隠れているから、どこにご隠居さんがいるかも分からないって?
‥これ、洒落になりませんな!