『東大合格生のノートはかならず美しい』の法則を読んで考えた | 考える道具を考える

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『東大合格生のノートはかならず美しい』(文藝春秋社 2008年9月刊)は、著者太田あやさんが二百冊もの受験生のノートを収集し、詳細に分析して纏めたレポートのような著作だ。

ノート術に関心のある私は、講義ノートや会議ノート、読書ノートなど「ノートに書き写す」ことと知的生産性には一定の関係性があると信じている。

太田あやさんの著作に関連して、文藝春秋社では、本著に関する特設サイトを開設している。このサイトを参照すると、東大合格生のノートには、「一定の法則が存在する」とあります。

つまりノートは美しいだけでなく、学習すべき課題について、記憶し推論し、そしてアウトプットする一連の脳の活動を活性化するスキルが存在するというのだ。ちなみにその7つの法則を書き写してみると‥‥。

  1 とにかく文頭は揃える。
  2 写す必要がなければコピー。
  3 大胆に余白をとる。
  4 インデックスを活用。
  5 ノートは区切りが肝心。
  6 オリジナルのフォーマットを持つ。
  7 当然、丁寧に書いている。

そういえば、かつて「コーネル大学式ノート作成法」というスキルを勉強したことがある。

このノート術は、A4ノートを縦に2分割(左側は見出しのような横幅の小さい空間、右側が講義ノート本文)し、下辺に高さ3戦地程度の欄外用のスペースを作るという3分割法で学習する方法論だった。講義ノートは、右側の本文用スペースに書き、左の見出し的なスペースと、下辺のスペースに復習用のスペースをとるのが特徴で、講義の要約や重要なキーワードをその日のうちに復習用スペースに書き込んでいくことで学習効果を上げるものでしたね。

東大合格生のノート術の法則4には、大胆に余白をとるとありますが、恐らくこの余白は復習するためのスペースなのでしょう。

こうしていくつかのノート術には、さらに一定の法則があるように思えます。
つまり、ノートは、

  1 どのようにノートをとるのか考えることで既に学習効果が見られる
  2 スペースを決めたり奇麗に書くことを目指すと講義の要約力が高まる
  3 復習するためのスペースや余白をとることによって講義内容の記憶への定着を促進する
  4 何よりも「手書き」であることが重要
  5 考えるにはまずは「道具」を考えることが重要

さて、皆さんはどう思いますか?