現代落語界で名人と呼ばれる噺家は少ない。
その中で、「無駄な動きを極限までそぎ落としたその話芸」と称され、その表情で名人の領域にいる落語家・柳家小三治さんが、NHKプロフェッショナル仕事の流儀「笑いの奥に、人生がある~落語家・柳家小三治~」に登場した。
笑わせるものではない
つい笑ってしまうもの‥
それが芸だ
お客さんは、笑わせようとして笑うものではない。
存在そのものが、笑いと同一化しているのが名人だと、
落語好きの私は過去の名人の落語を聴いていて思う。
噺家なのだから、話で笑いを創るのが仕事。
笑いは人を幸せにする。笑うために笑う。
小三治さんはまた言う。志ん生さんの言葉。
落語を面白くするには、
面白くしようとしないことだ!
蓋し名言。
私は、こんな名人の金言を聞きながら思いましたね。
お客さんに、私の仕事を納得して頂くためには、
納得させようとしないことだ!
そして、
新しいユニークなビジネスモデルを創造するには、
新しさに拘らないことだ!
こんなことにも繋がってきそうで‥‥そうだ! キバラナイことだ。自然で自分らしいのがいい。
番組の中で、小三治さんは、師匠の柳家小さんさんからいわれた一言を忘れないという。
師匠の数少ない直接の稽古が実現し、必死で演じた落語を聴き終わってから、
師匠は一言‥‥。
それにしても、お前の落語は面白くねぇな!
面白さとは何か? 今も考え続けている68歳の名人は、体力を尽くして格闘しているのですね。