トヨタ式改善 その再評価の流れを考える | 考える道具を考える

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脳科学者 茂木健一郎さんの最新の著作「ひらめきの導火線」(PHP新書2008年9月刊)では、トヨタとノーベル賞との関連について触れている章があります。

トヨタ式改善活動は、トヨタを世界№1企業に押し上げた生産方式として、つとに有名ではありますが、この活動の根本は、現場が主役だということでしょうか? 多くの一般社員が共同して様々な改善アイデアを出し合い集積することによって、その共同の対話の中で「ひらめき」を共有する。

ノーベル賞との関連は、ノーベル賞を取るためのアイデアが、同じように様々な研究者との対話の中でえられる「ひらめき」によって生まれているという点で共通しているというのが、茂木先生の主張ですね。

それにしても、日本人が生み出した「現場」感覚の組織論は、今、改めて再評価され、事業の基礎力の形成に大いに役立つとされています。



私は、QC活動が日本の生産現場で急速に浸透しはじめた頃に、QCインストラクターとして様々な現場を訪れた経験があり、また、この活動が単に生産現場だけでなく、サービス業やIT業界にも浸透するた゜ろうという予測を持っていました。

現在の日本の産業構造の中で、多くの成果を生んでいるのは、トヨタ式の持っている人間主義と現場主義の哲学だろうと改めて考えています。