NHK大河ドラマ「篤姫」クランクアップ 瑛太さんの逡巡の演技に現代を見た | 考える道具を考える

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いよいよ今年のNHK大河ドラマ「篤姫」の撮影も終了しましたね。

全50回放送のうち、次回が40回目。残り10回となりました。
本当の幕末はこれからなので、幕末から明治維新までのプロセスは全て描かれることはないでしょう。

今年の大河では、篤姫の幼馴染みとして登場している小松帯刀役の瑛太さんが、実は地味ながら好演していると思っています。

北大路欣也さんの勝海舟から委託を受けて、長崎の海軍操練所の建設についていた坂本竜馬の面倒を見ることになる小松帯刀。日本の新婚旅行の始まりと言われた竜馬とおりょうとの鹿児島旅行を実質仕切った小松帯刀役として、日々成長していく姿を表現しているのに共感します。

幕末の時代背景の中で、いつも判断に「逡巡」するミドルマネジャーの役どころといえなくもありませんね。武力で権力奪取を試みる戦略に心の中では反対し、「何か違うな‥」といつも思っている瑛太さんの役には、時代の変化に立ち会った人間の心のゆらぎが感じられます。

  みんな、そんなに、いつも格好良く生きていたわけではない。
  どこに向かって進んでいくのが正しいのか‥‥迷い、苦しみ、そして選択していく。

番組の中でそんな姿を見せているのは、瑛太さんの小松帯刀だけなのですね。今回のドラマでは。
でも、そんな逡巡する人間の姿こそが、私達の今に共鳴するのではないか‥‥。

エンディングに向けた残り10回を楽しみにしましょう。