9月27日号「週刊ダイヤモンド 儲かる会社のグーグル化革命」は、興味深い内容だ。何が興味深いのか?
それは、グーグルが提供する情報共有のシステムが、特に、日本の中小企業に情報化の革命を起すという視点での特集だったからですね。
グーグルを使えばいいという内容ではなく、「情報を軽武装すること」をグーグル化と呼んでいるのが特徴で、無料も含む低料金の情報武装が、これからの中小企業を飛躍的に発展させるだろうということですね。
私が関心を持ったのは、グーグル・アップスの機能。
これは、いわば個人用のデータベースを最大6ギガバイトまで持つことができる機能で、個人の情報一元化が可能となります。特集の巻頭でインタビューに応えている野口悠紀雄先生は、その著書超整理法で「ポケット一つ原則」という情報の一元化の重要性を説いていましたが、まさにそれを自分がやるのではなく、ネット上に格納して、様々な場所からのアクセスを可能にしたものが、このグーグル・アップスというわけです。
つまり情報をUSBで持ち歩いたり、外付けのハードディスクに格納しなくても、ネット上に格納しておけばどこからでもアクセスできるというもの。私のように、様々な場所でデータを扱う必要のある人間にとっては、こんなに便利なものはない。それに心配するようなセキュリティ上の問題もほとんどないようだ。
またグーグルミニと呼ばれる社内の情報データベース化機能では、社内ネットワークの機能を一元化し共有化できるのですね。これも、大規模な社内ネットワークを構築しなければできなかったコンピュータシステムが、ネット上で安価に提供される革命的な機能といえますね。
この雑誌の特集は、タイトルは大袈裟ですが、内容はとても堅実。
単なる可能性を論じる特集でないことだけは確かです。