勝間和代さんの「利益の方程式」を読んだ | 考える道具を考える

考える道具を考える

The instrument which I think

勝間式
商売は粉もの屋に学べ!
という副題がついている「勝間式利益の方程式」(東洋経済新報社 2008年4月初版刊)を読んだ。

話題の方なので、一度は読んでおかなければならないと思っていたのですが、ようやく手に取ったわけです。

今、マスコミで引っ張りだこの勝間和代さんは、現在は経済評論家で公認会計士。19歳で公認会計士の二次試験を突破し、監査法人を皮切りにアンダーセン、マッキンゼー、チェース銀行、JPモルガン証券と世界的巨大外資系企業に勤め独立とあります。

いわば事業経営におけるコンサルタントのお仕事とお金のお仕事を十分に体験し独立されたという経歴の持ち主なのですね。これだけ聞いても凄いのですが、著作を読んでみて、実に分かりやすい内容に再度驚きました。

結構難しい内容のテーマですが、そしてある意味、実に当り前の公式を基盤にしているのですが、不思議と抵抗なく読めました。

一番記憶に残っているのは、

    ‥利益=顧客当たり単価-顧客当たり獲得コスト-顧客当たり原価
        それに顧客数を掛け算する

という公式でした。この公式を厳守していれば、利益がでない事業はない。‥確かに‥

しかし‥‥実際の仕事は、公式どおりにはいかない。

毎日のように単価の引き下げ要求はやってきます。継続顧客との関係は、コスト削減競争にどのように勝つか‥にありますから、獲得コストと原価を差し引くと、ほとんど赤字になるプロジェクトが多い。とすると、どのように努力するか? あるいは、そういうプロジェクトは止めてしまうか?

そして、その対策のための様々な方法論も提示されています。‥が、どうでしょうか? いろいろやっているけどなーーーと思ってしまう方法も多いのですが、中々成果には簡単に繋がってくれないのが実情ですね。

だからでしょうか? 改めて公式に当て嵌め評価するということが重要なのだということもわかります。それが本著の凄いところでしょうか? 料理やレストランの引用も主婦感覚らしく分かるといえば分かりますが‥。(利益を上げるという公式が栄養のバランスに例えられているので、粉もの屋なのかと思っていましたが‥)

そして、

   ‥儲けというのは、顧客の感謝の表れなのです。

という言葉が印象に残ります。

その他の著作も一気に読んだのですが‥それはまた次の機会に‥


ありがとうございました。