東京都内の私鉄、地下鉄には「女性専用車」という空間が用意されている。
私はリサーチャーという仕事もやっているので、鉄道業界でのお客様の満足度について調査することが多い。調査では「ミステリーショッパー」という覆面調査法を実施するケースが最近特に多くなっている。
そんなある日、私が進めているプロジェクトで調査員を担当している50代のオジサンが、調査で鉄道に乗った時の話。
ある駅で。
時間に追われて、急いで階段を駆け下りて、ギリギリセーフで乗り込んだ。ドアが閉まると直ぐに「危険ですから駆け込み乗車はおやめください!」という車内放送が聞こえた。「自分のことを言われている」と赤面の思いをしていると、近くにいた同世代と思わしき女性が近づいてきて「耳元で何かを囁いた」という。
その瞬間、オジサンは女性の痴漢に会ったと勘違いしたくらいに、その女性の行動は不審だったらしい。
すると電車内の空気も代わり、妙に締め付けるような視線を感じたという。「不審に思われているのは自分のほうか?」
目的の駅で降りる時、その車両が「女性専用車」だったと気がついた時は、さらに大きな恥ずかしさを感じてしまったという。車両の種類に気がつかなかった自分と、注意をしにきた女性を痴漢だと間違えてしまった自分に‥。
そしてそのオジサンは私に言いました。
‥女性専用車はせめて最後部車両に統一して欲しい。
東京都内の鉄道の「女性専用車」は、鉄道によって車両の位置が違っているのです。
注意しましょう。