ずっと気になっている言葉「自分を客観的に表現できる能力」(福田首相辞任記者会見で‥) | 考える道具を考える

考える道具を考える

The instrument which I think

   ‥いつも発言が他人事のようだが‥

という記者の質問に対して、

   ‥私は、自分を客観的に表現することができる。
    あなたとは違うんだよ!

と答えた福田元首相。辞任の記者会見の席上では、時々、マスコミの記者に対して「最後っぺ」をする時の首相がいることがあるが、この言葉は、妙に頭に残って仕方がない。

自分の考え方を伝えるのに、客観的な言い回しで表現することが、本当に一国のリーダーたるものの文法なのだろうか? という疑問。

やはり、

   ‥感動した!

と叫んだほうが分かりやすい。

しかし、本来は、自己客観化すること、それを表現することは極めて重要で、そのこと自体が悪いはずはないのだが、しかし、伝えるということは、主語は自分で述語は端的、明快でなければならないでしょうね。


どうしても、ひっかかっているので、書いておきました。