東京帝国劇場でミュージカル「ミス・サイゴン」が始まりましたね。
ミス・サイゴンと言えば、主役のキム役で一世を風靡した本田美奈子さんのイメージが常にあります。
昨日の7月30日が本田美奈子さんが生きていれば41回目の誕生日であったとか‥。これを記念して、市村正親さんらの呼びかけで「本田美奈子.メモリアルウィーク」として生前の本田さんの映像などが紹介されています。(8月6日まで)
私がミュージカルを楽しむようになった頃には、既に本田さんは闘病生活に入っていました。実際の舞台で本田美奈子さんを見る機会はなく、残念ながら、その才能を直に堪能することはできませんでした。
しかし、その後、かなり頻繁に繰り返し舞台を見るようになって以降、特にミスサイゴンを積極的に観にいくようになりましたが、例えば、松たか子さんがキムを演じている時ですら、本田美奈子さんの幻影を感じていたのですね。
不思議なものです。
そして、私は思います。
‥‥優れた俳優は、解釈の多様性を容認する。
ということを。俳優は個性の塊のように思えますが、観客はそれぞれの感情で舞台を楽しむ。個人個人の思いが反映される演技ができないと、より多くの人に支持されない‥と想ったのですね。
本田美奈子さんが、長く人々の心に残っているのは、それが観る人の心の中に、「自分のキム」を記憶に留めることができたからではないかと‥そんな風に想うのです。
今年も、良い舞台が続いています。