徳島県上勝町の「株式会社いろどり」の代表 横石知二氏が、テレビ東京の「カンブリア宮殿」(村上龍氏、小池和子女史の司会)にようやく登場しましたね。
人口2000人の過疎の町が、自然の山林にある葉っぱを事業化して一躍日本国中の注目を集めた町と言えばいいのでしょうか?
人口のうち60%以上が70歳以上の老人の町。日本の過疎の町は、概ね同様の状況です。そんな老人達が、葉っぱを採ってご商売にするために、朝一番から熱心に「仕事」に精を出す。葉っぱを売って自分の子供ために家を建て、最高の収入が1000万円以上の人もいる。奇跡の過疎の町として有名なのですね。
86歳のお婆ちゃんが、軽快に走る姿が映しだされる。パソコンに向かって相場を読む老人の姿も‥。老人の医療費が最も低い町でもあるこの「生きがい再生の町」には、横石氏のアイデアが生きた成功事例が満載だった。
脳医学者 築山節さんの「フリーズする脳」(NHK出版)に、来院される老人のことが書いてあったのを思い出しました。90歳近いこのおばあちゃんは、10年前に来院されたときはほとんどボケの症状で、自分のことも分からないくらいだったといいます。
築山先生の脳トレーニングで、今や聡明、シニカルな冗談まで言うといいます。このおばあちゃんがボケから脱出して元気になったのには、脳のトレーニングがありました。
それは、「眼を動かして情報をとる」「長い文章を理解しながら読む」「手を動かして斜めの線を引く」「緊張する相手と話す」といったことなのだそうです。緊張した毎日、今日、やるべきことがある毎日をいき始めたおばあちゃんは、ボケを克服して爽快な毎日をおくっているといいます。
上勝町の驚異の若さを誇るおばあちゃんも、築山先生のもとを尋ねるおばあちゃんと同様、「毎日朝起きたらやることがある」(横石氏談)という生きがいを基盤に、相場を読んだり、競争したり、一日の注文の葉っぱを採集したり、手を動かし緊張する一日を送っている。そして未来の子や孫のために苗木を植えるおばあちゃん。
‥‥元気に生きるということは、
誰かのために生きることだ
という言葉。誰かのために生きることは、自分が最も元気に生きられる秘訣だということが確認できましたね。
体の元気は心の健康から‥。やっぱり、そうなんだよね。