井上雄彦 「最後のマンガ展」 同時代を生きて‥ | 考える道具を考える

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井上雄彦さん
何をおいても 漫画家 井上雄彦さん である。

知らない人のほうが少ないだろうと思われる現代のトップ劇画作家、漫画家である。

その井上雄彦さんの個展というか特別展(最後のマンガ展)が、東京「上野の森美術館」で開催されている。7月6日が最終日なので、とりいそぎ、ブログに記録しておこう。

ブログで知り合った友人のデザイナーRokiさんは私の質問に対して、こんな風に言いました。

    ‥井上さんの凄さって何?

    ‥一言で言えば、筆致でしょう。
     その力量は「超」がつくものです。

マンガは、ペンの世界。ペンで描き出した二次元の世界から、筆に換えて三次元の世界の実現に挑戦している‥‥これが上野の森美術館で展開されている個展の作品群だと‥それは観にいけば誰でもが分かるのだが‥でも、ずっと、筆の世界を見つめていると、これは四次元かな?‥と思わず幻覚に襲われる世界観が展開されているように思えましたね。

これが、井上さんの筆致。筆の力なのでしょうか?

これまで描くことができないと言われたバスケットの世界を見事に実現した「スラムダンク」、現在も続く剣豪武蔵を描く「バガボンド」など、井上雄彦の世界の魅力は、その筆先の技術力と幾重にも重なって展開されるドラマのスケール感だろうか?

写真は、今発売中のBRUTUSの井上雄彦緊急特集の表紙です。この雑誌の特集内容も充実している。特に、ロングインタビューは、作家井上雄彦の今を共有するような感覚に襲われます。

    ‥これ以上は、井上雄彦については書けない。
     今は、静かな感動を感じつつ、作品を見続けるだけでいい‥と思う。
     只、上野の森の個展によって、井上雄彦がどう変わるか‥その興味は高まるばかりです。