映画「ザ・マジックアワー」で、大いに笑う | 考える道具を考える

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三谷幸喜マジックアワー
ついに6月7日から、三谷幸喜さんの第4作目のコメディ「ザ・マジックショー」の上演が始まりましたね。さっそく観てきました。

ところで、この写真は、大手コンビニエンスストアで発売されている「映画ザ・マジックアワー公開記念 手塩(てしお)商会公認揚げパン」のパッケージです。捻った形の懐かしい揚げパンに薄っすらときなこが掛かった結構美味しい揚げパンです。(一個95円)

そうですね。捻りが利いている‥‥つまり、映画ザ・マジックアワーも十分に捻りが利いている味わい深い喜劇でした。約2時間15分を、徹底的に笑う! 抱腹絶倒? とにかく素直に笑ってしまいました。

とはいえ、「ペーソスのきいた笑い」というあくまでも喜劇の基本原則に則りながら、日本的な情緒を架空の港町(舞台のセットは一つの町が出来上がったくらいの迫力)に配置して展開している、新しい高質な笑いを完成させた作品といえそうです。(ストーリィは見てのお楽しみ‥)


で、喜劇に初挑戦した主演の佐藤浩市さんの味わい深い演技は、釣りバカに挑戦して悲喜劇に新しい境地を開いていった実父三国さんを連想させてくれましたし、恐らくアドリブを一回も言わない西田敏行さんも珍しいし、小日向文世さん、妻夫木聡さん、深津絵里さんのキャラも素直な表現となっていた。

さらに、先にお亡くなりになった市川崑監督をはじめ唐沢寿明、中井喜一、山本耕一、市川亀冶郎、天海祐希、スマップの香取君(有頂天ホテルのキャラの侵入?)などの大河ドラマの主演を張った役者さんたちのチョイ役としての登場は、ドラマの前半の興味を十分にひきつけてくれるものではありました。

そして殆どこれ以上方法はないと思われる映画のプロモーションの数々‥‥。
確かに三谷幸喜さんは、映画そのものの監督・演出という仕事を通じて、映画の日常への侵入を見事に果たしたといえるのかもしれませんね。

    ‥‥総合産業としての映画の魅力を演出した作品

その意味でも画期的かもしれません。とにかく、笑いましょう!