
大型精密機械のメーカーでSEとして勤めあげ定年を迎えたエンジニア(栗林保雄さん)が、ゴルフのレッスン書「遅く始めたゴルファーは『型』から入れ!」を発表して話題を呼んでいる。(ゴルフダイジェスト新書2008年5月30日刊)
ゴルフというスポーツは、自分の運動の型が自分の視覚内では捉えられない特殊な運動だ。だから、どんなに上手い人でも必ず客観的なコーチが必要なのですが、その理由は、運動の型(スゥイング)が、平行の回転運動と垂直の上下運動の組み合わせという複雑な動きを要求されるからなのですね。
そして大半の指導書は、ベンホーガンの「モダンゴルフ」があるにも関わらず、技術的指導と言いながら、殆ど「感覚」でしか納得できないゾーンで説明しようとするため、あまり効果が期待できないのが実際でした。
そこに登場したのが、エンジニアが書いたこの徹底した科学的解説書で、つまり、心理的要素を全く書くことなく、徹底して科学的な分解とロジックでゴルフ理論を解きほぐしていったのが本著です。
正直、長い間、様々な手掛かりを探して暗中模索してきた人にとっては、眼から鱗が落ちるような驚くべき謎解きが明らかになっている一冊といってよいでしょう。
‥‥徹底的に科学することで、
逆に日本人の心情は揺れ動く!
この本は、科学的手法に徹底したために、日本人の心情を捉えたといってよいかも知れません。それにしても、日本人は、理系に‥‥まだまだ弱いな‥‥。