久米宏 「新にっぽん人現わる」特集を観て考える | 考える道具を考える

考える道具を考える

The instrument which I think

久々のテレビ出演だった久米宏さんがMCをつとめたテレビ東京の経済特集番組「新にっぽん人現わる」を観た。

ゲストに小池百合子議員、タレントの小倉優子さん、町工場で有名な経営者岡野雅行さん。
カンブリア宮殿やガイアの夜明けのスタッフが総動員されて、様々な「新にっぽん人」が紹介されていた。

結論から言えば、現代の20代の若者達のライフスタイルに焦点を当て、その経済感覚やライフスタイルを紹介したもので、大袈裟に言うほどの「新」がどこにあったのか‥今一つの内容ではありました。

現代の若者は共通して、

    ①お金を使わずに貯金する‥‥‥‥‥消費より将来の不安対策が勝っている
    ②車に関心がなく、憧れもない‥‥‥モノに対する価値観が異なっている
    ③お酒を飲まない‥‥‥‥‥‥‥‥‥飲むときもサワー系で様々

個人の価値観優先で、集団での行動に同調することに価値を置かない‥
でも集団行動を積極的に乱すことはない‥こんな内容でした。



私の世代から見れば、こうした現象が今発見されたことではないという認識は高く、新橋界隈に集まるおじさんたちの価値観と同一であるはずはないことは実感していること。

右肩上がりの経済成長時代に思春期から青春時代を迎えた層の世代と、ずっと低迷が続き、倒産、リストラ、自殺などが続いた時代に思春期をおくっている世代との価値観が一致するはずもない。

世相を反映して、そこはかとない不安感が生活を覆い、「備える」感覚が蔓延しているのも頷けるし、過去のおじさん達の感覚との違いで「おかしい」とはいえない。

    ‥‥只、違うところは、
      皆で頑張れば、明るい未来が待っていると
      信じられるかどうかの違い

なのでしょう。

確かに、価値意識の違いは歴然としてる。豊かさの基準が、違うところに置かれているのは歴然としている。200億円もの個人資金を動かしている若いカリスマトレーダーがカップ焼きそばと立ち食い蕎麦で暮らしているという違和感も、きっとそうなんだろうなと想定される範囲のものでした。

    ‥‥今、何を大切に生きるのか?
      何よりも大切なことは、そのことを「考える」ことかも知れない‥。