養老孟司氏 最新インタビュー「自分探しではなく、自分つくり」を考える | 考える道具を考える

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NECが発行しているメルマガ「wisdom」に、
養老孟司さんのインタビュー記事が掲載されていました。

そのタイトルは、

   多様性を認めれば、働き方・生き方が変わる!

人間はそもそも多様な生き物であって、
多様化していると考えること自体おかしなことだ‥
と話しています。

   生物の世界というものは多様性の調和の上に成り立っている。
   人間社会も当然そうでしょう。

だから、それぞれの人間の視線は、常に異なる。観ているものも、感じているものも、当然異なる。これは、内面の価値観ではなく、「感覚」なのだ‥‥ということですね。

なるほど。
では、その一個人としての自分の感覚は、
どのようにして磨けばいいのか?

例えばビジネスの世界。会社にいる自分をどう見るか?
こんな問いに、養老さんは、

   現代人の多くの人は、会社における役割を、自分自身の属性と誤解しています。
   ‥さらに言えば、自分自身が一つの実質として存在しているのもまた誤解です。

といいます。
これは西洋の近代的自我の考え方に則ってのものであり、自分がまず「ある」と思って出発し、自分探しをするのではなく、「自分をつくる」ことが重要だといいます。

だから、「感覚を磨く」ことが大切なのだというのですね。

   感覚とは、「違い」を発見する力です。

‥‥

大変短いインタビューなので、
養老さんの膨大な著書の中から、その真意を聞うとしているこのインタビューのスタンスからいうと、少し無理なようにも思えますが、
感覚を磨くということの重要性は理解できましたね。

ある意味、体を使って、具体的なものと向き合って体験していくことが、要は感覚を磨くことなのだと‥‥概念に拘らず、素直に自然を楽しむ、観察する、記録する‥そんな行為の積み重ねが、感覚を磨くことにつながるのだということですね。



さてさて、ゴールデンウィークの真っ最中。
私も、書斎に閉じこもっていないで、感覚を磨きに出かけることにしましょう。