メビウスの輪(帯)の前で、終りのない謎に挑戦する‥‥春だというのに | 考える道具を考える

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The instrument which I think

メビウスの輪この絵は、ウィキペディアに掲載されていたメビウスの帯(もしくはメビウスの輪)を表現したものです
‥‥メビウスの帯は、1858年に、ドイツのライプツィヒの数学者アウグスト・フェルディナント・メビウスと、同じくドイツのフランクフルトの数学者ヨハン・ベネディクト・リスティング(Johann Benedict Listing)が、それぞれ個別に発見した、と記載されています。


説明によると、帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせた形状の図形(曲面)でできているわけですね。

これを自分で作ろうと思えば、簡単に紙を使って作ることができますが、
その性質を数学的に証明することは難しいとされていました。
(2007年にロンドンの大学で解明されたというニュースはありましたが‥)

この絵は、「どこまでいってもそこから抜け出せない閉塞状況を示す芸術上のシンボル」(2007年7月18日 AFP)と定義されていましたが、この絵を見ながら、様々な人間の生き方や生の不条理性を考えるのに最も象徴的ではありますね。


私も、この絵が好きで(好きとかきらいという概念で捉えるものではないでしょうが‥)、
よくいろいろな場面で引用します。

   堂々巡りの議論をしている時、
   考えが纏らずに、いつも振り出しに戻ってしまう時、
   同じことを執拗に繰り返し話そうとする人とであった時、
   悲劇に出会った人を説得しようとする時、
   そして、何よりも、自分がブログを書こうとする時‥‥


一度、イメージの中で、こんな風にやってみてはいかがでしょう?

帯の一点に鉛筆の先を当てて、
ずっと帯の上を辿っていく、
 表を走っていた筈のペン先が、いつの間にか裏を入っている。

 終わりのない回廊の謎のような、このシンプルな形状は、一体何を意味しているのでしょうね。

エッシャーの騙し絵にもつながるこのメビウスの輪(帯)、
でも、ずっと見ているのは、体に悪いかも知れませんね。