読売新聞と朝日新聞と日本経済新聞が共同提携して、
新聞の入口となるサイト「新s」(あらたにす)を立ち上げた。
新聞そのものが自分達の新聞だけを材料として、
新聞のポータルを作ったというわけですね。
このサイトは、テレビ朝日が始めた朝刊早読みを特徴とした
「やじうまワイド」等のweb版みたいなものだ。
ニュースの入口だけを共有化したポータルですね。
初日のアクセス数が33万。この数値を多いと見るか少ないと見るか‥
その評価は分かれているようです。
このポータルの特徴は、
「比べる」ことを主眼にして見せようとしていることでしょうか?
3紙の一面、社会面、社説などについて比較して読むことができる画面(紙面)づくりとなっていることで、新聞が何を重点に取り上げているか、どのように報道しているか「ひと目」で分かるようにしたということ。
‥‥さて、この新聞サイト‥評価は様々。
その多くは、そもそも何故3紙だけなの? という疑問。
一説には毎日新聞潰しの狙いがあるとも‥。
また、結局入口だけのポータルなので、
個々のサイトに入っていかなければ全体が読めないという弱点があるとも‥。
結局朝日新聞はAsahi.comに、日経新聞はNIKKEI NETに、読売新聞はYONIURI ONLINEにつながっていくだけのものしかないのですね。
‥‥
こうした試みをただ反対するわけではありませんが、
活字文化で育った世代は、どんどん薄れていく新聞への関心度を、
新しいインターネットというメディアの世界に入り込むことによって、
取り返そうとしているだけにすぎないのではないかとも見えてきます。
実質的な数値はともかく、
読売新聞は1000万部という発行部数を誇り、
yahooの登録会員数と比肩しているのも事実。
伸び盛りのポータル専門サイトと堕ちていく新聞との違いはあれど、
その部数や会員数は膨大なものでもあるわけですね。
それらしても、既存の大手ポータルにしても結局は、
「新聞記者」が足で書いたニュースを再配分しているに過ぎないという
現実の弱点はあるわけで、
ニュースの本質は、
人間が人間の眼で書いていくという姿勢が変わらない限り、
新聞の価値が落ちることはないと、私は思っていますね。
‥‥メディアは、記者の眼を通して読者自らが考えるという
価値創造の原理がある限り、人々は受容する。
と私は思っています。
ネットの世界も、
googleやyahooが流すニュースは、
元々が既存の新聞や雑誌もテレビのニュースの再掲載でしかないのですから‥。