日光金谷ホテルの伝説の味「百年カレー」を記憶に留める | 考える道具を考える

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金谷ホテル
世界遺産の一つになった日光東照宮のお膝元にある日本で最初のリゾートホテル日光金谷ホテルを度々訪れる機会に恵まれた。

日光金谷ホテルは、1873年創業。箱根富士屋ホテル、軽井沢万平ホテル、横浜のホテルニューグランド‥‥伝説のホテルの一つに位置づけられる古典的ホテルですね。

建物は明治中期建築の白亜の本館、新館、昭和初期建築の和風建築の粋を集めた別館は、建物そのものに歴史が刻まれている。(写真は別館)

   金谷ホテルが記憶している時間と空間を体験してほしい‥‥。

これがお客様に対する、ホテルのコンセプトですね。

百年カレーそして、歴史あるホテルには、記憶に残る食べ物がある。
その一つが、この百年カレーライス。総料理長中西健一さんが完成させたオリジナルのカレーで、これは、絶品。2004年に写真のようなレトルト版が完成し、何処に居ても食べることができるようになった。


さて‥

食の体験は、脳の記憶に埋め込まれる。
母親の味が、一人ひとりの食の好みを決定づけるように、
食の体験は、記憶の中に残される。

その体験は、ホテルの空間と相俟って、
旅という非日常の時間の中でさらに新しい体験を加えることで立体化する。

時間と空間の新しい体験が、
訪れる人の記憶の中に落とされた時、
130年の歴史の味わいを共感することで、
自分の歴史に付け加えられるのだと思う。

   共感とは、時間と空間の追体験の瞬間に訪れる‥‥。

季節は、春。
高原に吹く風は、どこまでも爽やかです‥‥。