電子メールのノンバーバル・コミュニケーション 絵文字の謎 | 考える道具を考える

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電子メールにくっついている絵文字や顔文字の意味について考えている。

とても不思議なコミュニケーションの世界を創造したといえるかもしれないと思っているのですね。
日本人の若い女性たちのコミュニケーション革命ではないかとさえ思えてならないのですね。(大袈裟ですが‥)

専門の研究では、コミュニケーションには、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションがある、といわれていますね。非言語‥‥すなわちノンバーバルなコミュニケーションは、人間社会の「情動」の領域をカバーしてきた最も人間的な交流のスキルとして、人間自身が編み出したものといわれています。

ところで、ネットの発達によって、電子メールが様々なコミュニケーションの中でも、最も優位な伝達手段として確固とした位置を占めるようになりました。

その優位性は、リアルタイム性と非リアルタイム性の合意とでもいえる「了解」によって裏付けられるとでもいえましょうか。
つまり、発信する人は即座に伝達でき、またほぼ確実に伝達でき、受け取った人は自分の都合で開くことができる。

しかし、多くの識者の指摘では、この電子メールには、対面のコミュニケーションで成立するノンバーバルな感情の伝達は困難であるという指摘が多かったのも事実ですね。人間の動作、しぐさ、表情、色、空間感覚などの総合的なシチュエーションが添付されない電子メールには、感情を伝達する機能にかけると‥‥。

で、ここに登場した絵文字や顔文字。
何故これらが急速に発達したのか‥‥このノンバーバルなコミュニケーションの優位性を電子メールでもカバーしようとする意識がさせた技ではないかと思うのですね。

言葉がまだ十分にこなれていない若い人が、こうした感情の隙間を埋めようとする衝動から生まれたのは十分納得がいきます。

但し、絵文字や顔文字が文章の中で多すぎるのは考え物ですね。
ポイントになる部分で、自分の感情を素直に現したい時に、有効に活用すると効果的なのかもしれません。

‥‥とはいえ、私は、今まで、絵文字や顔文字を使うという気分にはなれませんでした。それは、言葉に対する驕り、自分の言葉に対する独りよがり、きっと伝わっているという思い込み‥‥なのでしょうね。

これから、絵文字顔文字の文法をよく勉強して、有効に活用していく試みをしてみましょうか‥(^o^;)