少し感情的な見出しになってしまいました。
職員のインサイダー取引の問題で、NHKが揺れていますね。
確かに、こうした行為をした職員はダメですね。論外です。しかし、だからといってNHKの全てが悪いという論理は、まったく馬鹿げた議論です。自民党のある議員は、理事役員の全員更迭を要求したと聞いていますが、あきれた要求といわなければならないでしょう。
私は、テレビ番組を、だらだらと見ることはありません。みたい番組は決めていて、その時間にフォーカスして見る。
そんな視聴態度の中で、私が好きな番組で最も多いのが、NHKの番組なのです。
茂木健一郎さんの「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、最も優れた番組だと評価しています。「英語でしゃべらナイト」の番組づくりも楽しい。ドラマでは、何と言っても大河ドラマですし、あまり見る機会は少ないのですが、「クローズアップ現代」のテーマ性は、現代社会の問題を的確に捉えていますね。
また、ドキュメント系の番組は、世界的に評価される番組も多い。現在では、世界遺産に関係する番組は、テレビ映像から届けられる世界各国の自然や歴史や人々の心が映し出され、追体験できる楽しさを提供してくれます。
かつての「人体」や宇宙研究の成果は、それ自体が基調な研究資料にさえなっているといえるでしょう。
‥‥これだけの映像文化を司っているテレビ局は、残念ながら民放にはありません。
だから、頑張れ! NHK! です。