NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」がある。
昨日の深夜、というか日付は今日、
歌舞伎の坂東玉三郎さんが登場していた。(再放送)
タイトルは、「妥協なき日々に、美は宿る」。
その言葉の中で、記憶に残る一言があった。
それは、‥‥
‥‥遠くを見ない。明日だけを見る。
この言葉に強く共感し、また触発されましたね。
玉三郎さんが解説するこの言葉の意味は、
小さい頃から病弱だった彼の、不安感から発せられたものでもありました。
‥いつ踊れなくなっても不思議ではない、という不安感は、まずは今を大切に、そして、遠い未来のことを考えるのではなく、ただひたすら、明日の舞台のことだけを考えるということでした。
今日から明日へと続く道‥そのことに集中することで、一日一日を生きていく。
妥協なき今。その連続性。凄い。
ビジネスをやっていると、ついつい長期的目標の必要性や、目標として達成しようとしたイメージと現在とを比較して発生している落差を埋めることが改善だと考えがちですね。
それは間違いではないでしょう。しかし、視点が遠くに置かれている時、今に対する集中は薄れているのかもしれないと思ったりしました。やはり、プロに妥協はない。

写真は玉三郎さんのプロとしての道具「岡持ち」。
解説によれば、‥‥舞台袖で弟子が持ち歩く「岡持ち」には、舞台直前に必要となるさまざまな道具が入れられている。化粧直しの道具や清めの塩、そしてのどをしめらす水など透き間無く埋められている‥‥とありました。まさにプロの道具。