
東京・青山劇場で開演されている
ミュージカル「ウーマン・イン・ホワイト」を観た。
この作品は、イギリス文学界の父と称される
ウィルリー・コリンズ原作のミステリーをミュージカルとして甦がえらせた作品。
ロンドン・ウエスト・エンドのパレスシアター(写真)で
2004年9月16日に開幕した。
ニューヨーク・ブロードウェイのマーキース・シアターにおいては、
2005年11月17日本公演109回、プレビュー20回が上演された。
最初のフォスコ伯を演じたマイケル・クロフォードは、
2004年度バラエティクラブ賞の優秀ステージパフォーマンス・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
‥‥と数々の受賞を誇る作品であり、
何よりもオペラ座の怪人や、キャッツの「メモリー」を生んだ
アンドリュー・ロイド・ウェーバーの最新の楽曲が楽しめる作品でもあった。
‥‥
舞台全体は、何故か、まだ全体の調和が取れていないのか、
結果的に今ひとつの出来栄えだった。個々のキャストの個性は光っているのだが、
日本でも初演のためか、文字通り、板についていない印象なのでしたね。
で、主演の笹本さんが、「頑張っている」のが特に印象的だったのです。
笹本玲奈さんは1985年生まれだから、
まだ22歳くらいの若いミュージカル女優さんだが、
既に、レミゼ、ミスサイゴンなどのメジャーミュージカルで活躍している。
その彼女が全身全霊で頑張っているのがよく分かった。
共演には、別所哲也さん、上條恒彦さん、石川禅さん、そして
神田沙也加さん、山本カナコさん、光枝明彦さんら。
‥‥しかし、ミュージカルは、キャストが頑張ってはいけないのではないか?
と、ふと思った。つまり、ミュージカルは見せるものであって、
頑張ったよって誉められるものではないのですね。
それにしても、最前列に近い場所で観劇したのは久しぶりだった。
笹本玲奈さんの表情や歌を間近に楽しむことができたのが、
せめてもの慰めてはありました。