松岡正剛さんのメモ 本の欄外に書き込まれる「思いつき」は脳にインプットされる | 考える道具を考える

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松岡正剛さんメモ
 本を読む時、どんな風に読んでいますか?

 日本経済新聞の日曜版に 知の超人 松岡正剛さんが書いていました。

 ‥本の欄外に気がついたことをどんどんメモとして書き込んでいく。その時書いた文字や図は、イメージとして残像する。‥‥というようなことを。

 編集工学という言葉を創造し、知の編集を展開する松岡正剛さんは今、ジュニアを対象とした「セイゴオ先生の高速歴史教室 XYZ日本史 全10巻」という映像を制作している。現在第5巻まで販売されているこの新しい発想の歴史学習教材? の企画に当たって構想が展開された時のメモや図解が写真のメモですね。(ホームページから転載させていただきました)

 写真の解説は「松岡正剛のXYZ作成中のメモ。動き回る情報が、かたちをつくります。これがリアルタイムで展開するのです。」とあります。

 この一枚の写真だけで、私は、強い強い刺激を受けます。知の編集の超人たる松岡先生のメモを見る機会などまずはないからですが、この直筆のメモの奥に、全回転する知の軌跡がイメージできるからですね‥。

 ‥‥

 本を読む時、私は、三色のマーカーとペンを持って読んでいます。だから、読み終わった本はブックオフには行けない姿になっています。一冊の本を手に取る時、その本の文章を素直に客観的に読もうと努力します。そして、一冊が読み終わると、マーカーで色づけられた文章と同時に、欄外のメモたちが残されます。

 余白に書かれたメモだけ、後でマインドマップに展開してみます。こうしていると、一冊の本の読後感という領域を既に超えて、自分の思考そのものの表現に転化していることに気がつきます。

 メモ術というメソッドがいろいろと紹介されていますが、本の欄外に書き込まれたメモこそ、その時の自分の興味の存在、思考の現在が如実に現れていることが分かります。大半のメモは、いつの間にか、どこかに消えてしまうのですが‥。