
月刊penは、そのテーマタイトルを見るだけで、ついつい購入したくなってしまうキオスクで手に入る専門雑誌だ。
11月15日号は、世界の最新デザインから選定された「クリエイティブ・アワード」20作品が掲載されている特集号。建築からプロダクトまで、対象となったジャンルは幅広く、「ユニークで可能性に満ちたクリエイティブを選定」したのだそうだ。
この中で、まず私が注目したのは、この写真の一品。
そう、もうお分かりでしょうが、IPhoneですね。iPodで世界をリードしたアップル社から登場した携帯電話付ポータブルコンピュータと言いましょうか‥‥新しいコミュニケーションツールということになりますか。
ジョナサン・アイプさんのデザインによるこの究極のオブジェクト指向のデザインには、思わず唸ります。これはレッキとした携帯電話なのに、テンキーがない。この画面全部が携帯の画面なのだから、ほとんどモバイルPCそのものとなるわけですね。
そして、私が好きなのは、このタッチパネルのアイコンの美しさ‥‥ですね。電話、テレビ、音楽、インターネットなどのマルチな機能が満載のこの製品は、07-08のナンバーワンプロダクトだと確信しています。
次に私が注目したのは、下の写真の建物。
ここは、今年4月にコペンハーゲンに登場したウァスタッド・ギムナジウム(高校)。つまりデンマークに登場した未来の教育環境、つまりつまり学校の校舎ということになりますか。
教室が一つもない学校‥‥ということで、デンマークの教育改革施策に基づくモデル学校なのだそうだ。中央の螺旋式階段は、コミュニティの広場にもなり、構内のどこにいても、全部見渡せる構造になっているとか。
左の手前に少しだけ見える円筒型のラウンジェリアは、リラックススペース。自由な発想で学習できる空間建築の表現‥‥、ここで学ぶ生徒達は、何をどのように学習していくのか楽しみではあります。
とはいえ、あまりにも開放的過ぎるのか、戸棚などで仕切られている小さなスペースも確保しているあたりは、人間工学に基づいた「遊び」あるいは「避難」の心理をうまくついてもいるようです。
今の日本に、こんな校舎を持つ高校が登場したらどんなでしょうね‥‥。それにしても、楽しめる一冊でした。

