
写真は、最新の業界地図を集めた一冊です。
この書籍はビジネスリサーチ・ジャパンが毎年まとめ、三笠書房から刊行されている出版物だ。同類の業界マップの書籍には、日経、東洋経済など、経済専門書の大手も出版している。
ビジネスの関係で、この業界マップと会社四季報は欠かせない。しかし、私は、このマップを「戦国時代の国盗り物語」として楽しんで読んでいる。(当事者の方にとっては不謹慎かもしれませんが…)
そういう視点から見て、今年の業界マップは、どの業界も共通して、「大と大」の合併、資本提携などのいわゆるM&Aの大合唱のように見受けられる。
国際社会との競合に勝利するためには、国内での領地争いをしている場合ではなく、大企業同志の合併による対抗措置が必要ということなのでしょう。
大手百貨店同志の合併や資本提携等では、大丸と松坂屋、松屋と伊勢丹、西武とそごう、東急と伊勢丹、阪急と阪神……、またスーパー業界では、ダイエー没落後は、弱小スーパーを一気に飲み込んで巨大化するイオンとセブンの二大ビックカンパニーの勢力争い。これにさまざまな外資が絡み……。
一昔前では考えれない大同合併が凄い勢いて進んでいるのですね。
見方を変えれば、つい20年前にマーケティングの世界で議論された商品ブランドから企業ブランドへの転換なども、今は昔の様相になっているですね。
日本の経済界は、まさに戦国乱世の真只中にいると、この業界地図を眺めていると思うのですね。企業文化に支えられてきた戦後の日本人の生活の豊かさ…その成長への幻想は消え去り、まったく新しい価値の創出が、本気になって求められいると思いました。既に、出版物が発行されるタイミングでは、業界地図が塗り替わってしまっているというスピード感ですからね。
そして大切なのは、やはり、「私」という視点でしょうか? 企業に依存して生きる時代は、確かに、もう、終わったのでしょう。